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パクリタキセル、カルボプラチンの用法及び用量に、国内では承認外の情報を含みます。
社内資料:国際共同第3相試験(B7391003試験)[承認時評価資料][L20190325011]
ITT集団における第25週時点のORRは、本剤群45.3%(162/358例)、先行バイオ医薬品(EU)#群44.6%(161/361例)、本剤群の先行バイオ医薬品(EU)#群に対するリスク比の推定値(95%信頼区間)は1.0146(0.8628〜1.1933)でした。ORRのリスク比の95%信頼区間は事前に規定した同等性マージン(0.729〜1.371)の範囲内であり、両剤の有効性の同等性が検証されました。
● 第25週時点の客観的奏効率(ORR)(95%信頼区間)
*1:F分布に基づく正確法を用いて算出
*2:層別による調整をしないMiettinen and Nurminen 法(両側)に基づき算出した。
● 第25週時点の最良総合効果*3
CR:complete response、PR:partial response、SD:stable disease、PD:progressive disease
*3:治験責任医師により報告された腫瘍評価結果を用いて治験依頼者が評価した。
*4:早期死亡、評価不能な腫瘍評価、早期試験中断により不確定と判断した。
PP集団における第25週時点のORRは本剤群45.9%(161/351例)、先行バイオ医薬品(EU)#群45.1%(160/355例)でした。ORRのリスク比の推定値(95%信頼区間)*1は1.0177(0.8656~1.1966)でした。
日本人のITT集団における第25週時点のORRは本剤群3/8例、先行バイオ医薬品(EU)#群4/11例でした。ORRのリスク比の推定値(95%信頼区間)*1は1.0313(0.3029〜3.2675)でした。
1年無増悪生存率、1年生存率、DORは、本剤および先行バイオ医薬品(EU)#群で比較したところ、主解析で認められた本剤と先行バイオ医薬品の有効性の同等性を支持する結果が得られました。
ITT集団における1年(第55週)無増悪生存率は、本剤群32.3%、先行バイオ医薬品(EU)#群30.5%でした。無増悪生存期間(progression-free survival:PFS)の中央値(95%信頼区間)は本剤群41.3週(33.1〜42.3)、先行バイオ医薬品(EU)#群33.6週(33.0〜37.0)でした。
*1:Kaplan-Meier曲線より推定
*2:product-limit methodに基づき計算
*3:Brookmeyer and Crowley法に基づき計算
*4:層別因子(地域、性別、喫煙歴)を用いた層別Cox比例ハザードモデルに基づき計算
*5:層別因子(地域、性別、喫煙歴)を用いた層別log-rank検定のp値(両側検定)
ITT集団における無作為割り付け後第55週までに死亡した治験参加者の割合は、本剤群40.2%(144/358例)、先行バイオ医薬品(EU)#群41.3%(149/361例)でした。1年生存率(95%信頼区間)は、本剤群65.8%(60.5〜70.6)、先行バイオ医薬品(EU)#群64.1%(58.6〜69.0)でした。生存期間の中央値(95%信頼区間)は、本剤群84.4週(71.7〜推定不能)、先行バイオ医薬品(EU)#群77.4週(69.3〜102.1)でした。
● OS(ITT集団)
*1:Kaplan-Meier曲線より推定
*2:product-limit methodに基づき計算
*3:Brookmeyer and Crowley法に基づき計算
*4:層別因子(地域、性別、喫煙歴)を用いた層別log-rank検定のp値(両側検定)
*5:層別因子(地域、性別、喫煙歴)を用いた層別Cox比例ハザードモデルに基づき計算
ITT集団において奏効(CRまたはPR)が認められた治験参加者の割合は、本剤群45.3%(162/358例)、先行バイオ医薬品(EU)#群44.6%(161/361例)でした。また、DORの中央値(95%信頼区間)は、本剤群36.3週(31.6〜43.6)、先行バイオ医薬品(EU)#群28.7週(27.0〜36.3)でした。
● DOR(ITT集団)
*1:完全奏効(CR)または部分奏効(PR)が認められた患者数に基づき計算
*2:Kaplan-Meier曲線より推定
*3:product-limit methodに基づき計算
*4:Brookmeyer and Crowley法に基づき計算
*5:層別因子(地域、性別、喫煙歴)を用いた層別log-rank検定のp値(両側検定)
*6:層別因子(地域、性別、喫煙歴)を用いた層別Cox比例ハザードモデルに基づき計算
*1:重篤な有害事象は本剤群で菌血症、急性胆管炎、虚血性大腸炎、好中球減少症、好中球数減少、肺炎、尿路感染[各1例(12.5%)]であり、先行バイオ医薬品(EU)#群で好中球減少症2例(18.2%)、好中球数減少、感染性小腸結腸炎、発熱性好中球減少症、イレウス、胸膜感染[各1例(9.1%)]であった。
*2:いずれかの治験薬の投与中止に至った有害事象は本剤群で虚血性大腸炎、末梢性感覚ニューロパチー、蛋白尿および斑状丘疹状皮疹[各1例(12.5%)]、先行バイオ医薬品(EU)#群で好中球数減少および白血球数減少[各2例(18.2%)]、好中球減少症、虚血性大腸炎、倦怠感、胸膜感染および発疹[各1例(9.1%)]であった。
パクリタキセルの非小細胞肺癌に対する用法及び用量は「通常、成人にはパクリタキセルとして、1日1回210mg/m2(体表面積)を3時間かけて点滴静注し、少なくとも3週間休薬する。これを1クールとして、投与を繰り返す。」である。
カルボプラチンの非小細胞肺癌に対する用法及び用量は「通常、成人にはカルボプラチンとして、1日1回300〜400mg/m2(体表面積)を投与し、少なくとも4週間休薬する。これを1クールとし、投与を繰り返す。なお、投与量は、年齢、疾患、症状により適宜増減する。」である。
アバスチン®の扁平上皮癌を除く切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌に対する用法及び用量は「他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはベバシズマブ(遺伝子組換え)として1回15mg/kg(体重)を点滴静脈内注射する。投与間隔は3週間以上とする。」である。
本コンテンツは、日本国内の医療・医薬関係者を対象に、日本国内で医療用医薬品を適正にご使用いただくため、日本国内の承認に基づき作成されています。日本の医療機関・医療提供施設等に所属し、医療行為に携っている方を対象としており、日本国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
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