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「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。
▶ 目的
タキサン系抗悪性腫瘍剤、トラスツズマブ、ペルツズマブ及びT-DM1による治療歴がある切除不能な局所進行又は転移・再発HER2陽性乳癌の日本人、韓国人及び台湾人患者にトラスツズマブ及びカペシタビンとの併用でツカイザを投与した際の有効性、安全性及び薬物動態を検討する。
▶ 試験デザイン
非盲検、単群、国際共同試験
▶ 対象
タキサン系抗悪性腫瘍剤、トラスツズマブ、ペルツズマブ及びT-DM1による治療歴がある切除不能な局所進行又は転移・再発HER2陽性乳癌患者 66例(日本人53例、韓国人10例、台湾人3例)
<主な選択基準>
中枢神経系(CNS)関連の基準―スクリーニング時の脳MRI検査で以下の項目の少なくとも1つに該当する患者
<主な除外基準>
▶ 方法
主試験の組み入れ前にsafety run-inを設け、日本人患者4例を対象に標準の用法及び用量の安全性、忍容性を検討した。safety run-inに組み入れられた患者の全般的安全性を検討し、安全性及び忍容性が許容可能であると判断した後、主試験を開始した。 safety run-in、主試験とも、投与方法は1サイクルを21日間とし、ツカイザ300mgは1日2回経口投与、カペシタビンは各サイクルの第1日から第14日に1,000mg/m2(体表面積)を1日2回経口投与、トラスツズマブは第1日に負荷用量8mg/kg(体重)で静脈内投与し、その後21日ごとに6mg/kg(体重)で静脈内投与した。治験薬の投与は許容できない毒性の発現、病勢進行、死亡、同意撤回又は試験終了のいずれかの時点まで継続した。
▶ 評価項目
有効性
安全性
有害事象、臨床検査値、バイタルサイン及びその他の安全性に関する検査、ツカイザの休薬・減量・投与中止の頻度 等
【有効性評価項目の定義】
▶ 解析計画
解析対象集団
用量制限毒性の解析にはsafety run-in集団、安全性の解析には全投与集団を用い、有効性の解析にはORR解析集団及び有効性解析集団を用いた。
解析方法
■ サブグループ解析
日本人集団におけるcORR(ICR判定)について、年齢(65歳未満、65歳以上)、ECOG PS(0、1)、ホルモン受容体発現状況(陽性、陰性)、脳転移歴(有り、無し)、全身治療レジメン数(2以下、3以上)、ベースライン時の内臓疾患(有り、無し)、T-DXd治療歴(有り、無し)の部分集団別の解析を事前規定し、部分集団別に解析した。
■ 人口統計学的特性
■ ベースライン時の疾患特性
■ 前治療歴
主要評価項目:日本人集団におけるcORR(ICR判定)
ORR解析集団(日本人集団)
日本人集団において最良総合効果はCR1例(2.1%)、PR16例(33.3%)であった。cORRa[90%CI]は35.4%[24.0−48.3]bであり、90%CIの下限が20%を上回り、帰無仮説は棄却された。
サブグループ解析:cORR(ICR判定)
ORR解析集団(日本人集団)
副次評価項目:全集団におけるcORR(ICR判定)
ORR解析集団(全集団)
全集団のcORRa[90%CI]は40.0%[29.3−51.4]bであり、90%CIの下限が20%を上回り、帰無仮説は棄却された。
副次評価項目:日本人集団/全集団における奏効期間(ICR判定)
ORR解析集団(日本人集団/全集団)
奏効期間中央値[90%CI]は、日本人集団の奏効例17例で8.3ヵ月[6.2−8.5]、全集団の奏効例24例で8.5ヵ月[6.2−12.4]であった。
副次評価項目:日本人集団/全集団におけるPFS(ICR判定)
有効性解析集団(日本人集団/全集団)
日本人集団において、PFSイベントは33例(67.3%)に認められ、PFS中央値は7.4ヵ月であった。
全集団において、PFSイベントは42例(67.7%)に認められ、PFS中央値[90%CI]は6.4ヵ月[5.3−7.5]であった。
副次評価項目:日本人集団/全集団におけるOS
有効性解析集団(日本人集団/全集団)
日本人集団の死亡例は11例(22.4%)で、OS中央値は推定不可であった。
全集団の死亡例は12例(19.4%)で、OS中央値は推定不可であった。
safety run-in期間における安全性
safety run-in集団
safety run-inに組み入れられた4例に用量制限毒性及び死亡に至った有害事象は認められなかった。
有害事象
全投与集団
有害事象は日本人集団53例、全集団66例全例に認められた。
主な有害事象は下記の通りであった。
■ 主な有害事象(日本人集団又は全集団で10%以上に発現)
Grade 3以上の有害事象
全投与集団
Grade 3以上の有害事象は日本人集団53例中26例(49.1%)に認められた。
主なGrade 3以上の有害事象は下記の通りであった。
■ Grade 3以上の有害事象(日本人集団又は全集団で3%以上に発現)
重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象、死亡に至った有害事象
全投与集団
重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象、死亡に至った有害事象は下記の通りであった。
■ 重篤な有害事象、投与中止に至った有害事象、死亡に至った有害事象
ツカイザの休薬・減量の頻度
全投与集団
ツカイザの休薬、減量に至った有害事象は下記の通りであった。
■ ツカイザの休薬・減量に至った有害事象
7. 用法及び用量に関連する注意(抜粋)
7.5 本剤とトラスツズマブ(遺伝子組換え)及びカペシタビンを併用する際のカペシタビンの用法及び用量は以下のとおりとすること。
体表面積にあわせて次の投与量を朝食後と夕食後30分以内に1日2回、14日間連日経口投与し、その後7日間休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
| 体表面積 | 1.36m2未満 | 1.36m2以上1.66m2未満 | 1.66m2以上1.96m2未満 | 1.96m2以上 |
| 1回用量 | 1,200mg | 1,500mg | 1,800mg | 2,100mg |
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