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安全性併合解析 Overallコホート
「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等については製品情報(電子添文等)をご参照ください。
国内データを含む海外データ
ゼルヤンツの臨床試験における安全性併合解析は下記のコホートを対象に行われた。
レスポンダー:臨床反応の基準に合致した被験者;ノンレスポンダー:臨床反応の基準に合致しなかった被験者;N:各治療群の総患者数
Copyright © 2024 United European Gastroenterology.
Reproduced with permission of John Wiley & Sons Inc.
1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Winthrop,K.L.et al.:Inflamm Bowel Dis 24(10):2258,2018 よりCC BY-NC ライセンスに従って作図
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
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第Ⅱ相、第Ⅲ相、第Ⅲb/Ⅳ相国際共同試験の安全性併合解析※
目的
潰瘍性大腸炎患者を対象としたゼルヤンツの最長9.2年間の国際共同臨床試験で得られた安全性データを統合的に検討する。
対象
第Ⅱ相寛解導入試験(1063試験)、第Ⅲ相寛解導入試験OCTAVE Induction 1(1094試験)及びOCTAVE Induction 2(1095試験)、第Ⅲ相寛解維持試験OCTAVE Sustain(1096試験)、第Ⅲ相長期非盲検試験OCTAVE Open(1139試験)、第Ⅲb/Ⅳ相試験RIVETINGに参加した潰瘍性大腸炎患者 計1,157例
方法
本解析では、Overallコホート(Inductionコホート、Maintenanceコホートを含む)とRIVETING試験の対象患者からなるOverall+PⅢb/Ⅳコホートにおける安全性データを解析した。
各コホートの対象は次のとおりである。
Overallコホートにおいては、有害事象、重篤な有害事象、ならびに有害事象による投与中止の割合を算出した。特に注目すべき有害事象は、重篤な感染症、帯状疱疹(非重篤及び重篤)、日和見感染症、悪性腫瘍(NMSCを除く)、NMSC、MACE、VTE(深部静脈塞栓症、肺塞栓症を含む)及び消化管穿孔であった。日和見感染、悪性腫瘍、MACE、VTE、消化管穿孔の可能性については、盲検化された独立判定委員会で検討された。
重篤な感染症(重篤な有害事象に分類される感染症、非経口抗菌剤療法もしくは入院を必要とする感染症)を発症した患者は試験を中止して適切なフォローアップを受けた。播種性もしくは多発性帯状疱疹は「日和見感染を含む帯状疱疹」と定義した。
安全性の評価項目
有害事象、重篤な有害事象、ならびに有害事象による投与中止の発現割合
解析計画
Overallコホートは、ゼルヤンツの主要用量に基づいて分類された。主要用量ゼルヤンツ5mgおよび10mg1日2回群は、それぞれゼルヤンツの1日平均総投与量が15mg未満および15mg以上と定義された。
死亡および注目すべき有害事象については、すべてのコホートにおいて正確ポアソン法を用いて、95%CIの割合および発生率(IR;曝露期間100人年あたり事象を発現した患者数)を算出した。
リミテーション
OverallコホートにおけるIRの用量依存性は完全には評価できなかった。本解析結果の注目すべき有害事象は臨床試験と比較して、同定及び確認が十分ではないことから、実臨床下で報告されていない可能性があった。
本安全性の併合解析には、OCTAVE試験に参加した患者のみが対象であったこと、Overall+PⅢb/Ⅳコホート患者の82.5%がゼルヤンツ10mg1日2回投与されていたため、グループ間の比較には制限があった。
CI(confidence interval):信頼区間;IR(incidence rate):発現率;MACE(major adverse cardiovascular events):
主要心血管イベント;NMSC(non-melanoma skin cancer):非黒色腫皮膚癌;VTE(venous thromboembolic events):静脈血栓塞栓症
※試験概要の詳細は下記の文献で報告されている。
Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
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Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
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国内データを含む海外データ
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1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
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Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
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国内データを含む海外データ
本解析全体では85.9%(994/1,157例)に有害事象、22.0%(254/1,157例)に重篤な有害事象が認められた。
有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群54.9%(515/938例)、プラセボ群55.0%(155/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群72.2%(143/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群79.6%(156/196例)、プラセボ群75.3%(149/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(189/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(803/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(205/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(789/938例)であった。
重篤な有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群3.8%(36/938例)、プラセボ群6.4%(18/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群5.1%(10/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群5.6%(11/196例)、プラセボ群6.6%(13/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.8%(44/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群20.9%(200/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.0%(46/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群22.2%(208/938例)であった。
死亡は8例報告された(IR[95%CI]、0.24[0.10-0.48])。内訳は、心停止[肺癌を合併]、大動脈解離、肝血管肉腫、急性骨髄性白血病、PE[腹膜に転移した胆管癌を合併]、悪性黒色腫、転移性腺癌、COVID-19肺炎/呼吸不全が各1例で、すべて主要用量ゼルヤンツ10mg1日2回群の患者であった。
主な有害事象および重篤な有害事象の事象名と投与中止に至った有害事象の発現率及び事象名は文献中に記載がなく、ファイザー社内でも文献で記載された安全性以外の集計は行われていなかった。
1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
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Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
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国内データを含む海外データ
CI(confidence interval):信頼区間;IR(incidence rate):発現率(100 人年あたり事象を発現した患者数として算出); n:指定されたカテゴリーの事象を発現した患者数
Maintenanceコホートのデータは以前に報告された1,2)。MaintenanceコホートはOCTAVE Sustain試験においてプラセボまたはゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回を52週間投与された患者で構成された。Overallコホートは、第Ⅱ相/第Ⅲ相/OLE試験のいずれかの試験でゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回投与を1回以上投与された患者と第Ⅲb相/第Ⅳ相試験において曝露期間9.2年以下(2022年4月18日時点、最終データ)の患者から構成された。
IRの95%CIは正確ポアソン分布を用いて算出した。
安全性
本解析全体では85.9%(994/1,157例)に有害事象、22.0%(254/1,157例)に重篤な有害事象が認められた。
有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群54.9%(515/938例)、プラセボ群55.0%(155/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群72.2%(143/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群79.6%(156/196例)、プラセボ群75.3%(149/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(189/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(803/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(205/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(789/938例)であった。重篤な有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群3.8%(36/938例)、プラセボ群6.4%(18/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群5.1%(10/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群5.6%(11/196例)、プラセボ群6.6%(13/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.8%(44/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群20.9%(200/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.0%(46/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群22.2%(208/938例)であった。死亡は8例報告された(IR[95%CI]、0.24[0.10-0.48])。内訳は、心停止[肺癌を合併]、大動脈解離、肝血管肉腫、急性骨髄性白血病、PE[腹膜に転移した胆管癌を合併]、悪性黒色腫、転移性腺癌、COVID-19肺炎/呼吸不全が各1例で、すべて主要用量ゼルヤンツ10mg1日2回群の患者であった。主な有害事象および重篤な有害事象の事象名と投与中止に至った有害事象の発現率及び事象名は文献中に記載がなく、ファイザー社内でも文献で記載された安全性以外の集計は行われていなかった。
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1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
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CI(confidence interval):信頼区間;IR(incidence rate):発現率(100 人年あたり事象を発現した患者数として算出); n:指定されたカテゴリーの事象を発現した患者数
Maintenanceコホートのデータは以前に報告された1,2)。MaintenanceコホートはOCTAVE Sustain試験においてプラセボまたはゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回を52週間投与された患者で構成された。Overallコホートは、第Ⅱ相/第Ⅲ相/OLE試験のいずれかの試験でゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回投与を1回以上投与された患者と第Ⅲb相/第Ⅳ相試験において曝露期間9.2年以下(2022年4月18日時点、最終データ)の患者から構成された。
IRの95%CIは正確ポアソン分布を用いて算出した。
安全性
本解析全体では85.9%(994/1,157例)に有害事象、22.0%(254/1,157例)に重篤な有害事象が認められた。
有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群54.9%(515/938例)、プラセボ群55.0%(155/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群72.2%(143/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群79.6%(156/196例)、プラセボ群75.3%(149/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(189/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(803/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(205/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(789/938例)であった。重篤な有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群3.8%(36/938例)、プラセボ群6.4%(18/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群5.1%(10/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群5.6%(11/196例)、プラセボ群6.6%(13/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.8%(44/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群20.9%(200/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.0%(46/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群22.2%(208/938例)であった。死亡は8例報告された(IR[95%CI]、0.24[0.10-0.48])。内訳は、心停止[肺癌を合併]、大動脈解離、肝血管肉腫、急性骨髄性白血病、PE[腹膜に転移した胆管癌を合併]、悪性黒色腫、転移性腺癌、COVID-19肺炎/呼吸不全が各1例で、すべて主要用量ゼルヤンツ10mg1日2回群の患者であった。主な有害事象および重篤な有害事象の事象名と投与中止に至った有害事象の発現率及び事象名は文献中に記載がなく、ファイザー社内でも文献で記載された安全性以外の集計は行われていなかった。
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1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
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CI(confidence interval):信頼区間;IR(incidence rate):発現率(100 人年あたり事象を発現した患者数として算出); n:指定されたカテゴリーの事象を発現した患者数
Maintenanceコホートのデータは以前に報告された1,2)。MaintenanceコホートはOCTAVE Sustain試験においてプラセボまたはゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回を52週間投与された患者で構成された。Overallコホートは、第Ⅱ相/第Ⅲ相/OLE試験のいずれかの試験でゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回投与を1回以上投与された患者と第Ⅲb相/第Ⅳ相試験において曝露期間9.2年以下(2022年4月18日時点、最終データ)の患者から構成された。
IRの95%CIは正確ポアソン分布を用いて算出した。
安全性
本解析全体では85.9%(994/1,157例)に有害事象、22.0%(254/1,157例)に重篤な有害事象が認められた。
有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群54.9%(515/938例)、プラセボ群55.0%(155/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群72.2%(143/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群79.6%(156/196例)、プラセボ群75.3%(149/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(189/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(803/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(205/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(789/938例)であった。重篤な有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群3.8%(36/938例)、プラセボ群6.4%(18/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群5.1%(10/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群5.6%(11/196例)、プラセボ群6.6%(13/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.8%(44/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群20.9%(200/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.0%(46/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群22.2%(208/938例)であった。死亡は8例報告された(IR[95%CI]、0.24[0.10-0.48])。内訳は、心停止[肺癌を合併]、大動脈解離、肝血管肉腫、急性骨髄性白血病、PE[腹膜に転移した胆管癌を合併]、悪性黒色腫、転移性腺癌、COVID-19肺炎/呼吸不全が各1例で、すべて主要用量ゼルヤンツ10mg1日2回群の患者であった。主な有害事象および重篤な有害事象の事象名と投与中止に至った有害事象の発現率及び事象名は文献中に記載がなく、ファイザー社内でも文献で記載された安全性以外の集計は行われていなかった。
Copyright © 2024 United European Gastroenterology.
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1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
国内データを含む海外データ
CI(confidence interval):信頼区間;IR(incidence rate):発現率(100 人年あたり事象を発現した患者数として算出); n:指定されたカテゴリーの事象を発現した患者数;NMSC(non-melanoma skin cancer):非黒色腫皮膚癌
Maintenanceコホートのデータは以前に報告された1,2)。MaintenanceコホートはOCTAVE Sustain試験においてプラセボまたはゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回を52週間投与された患者で構成された。Overallコホートは、第Ⅱ相/第Ⅲ相/OLE試験のいずれかの試験でゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回投与を1回以上投与された患者と第Ⅲb相/第Ⅳ相試験において曝露期間9.2年以下(2022年4月18日時点、最終データ)の患者から構成された。
IRの95%CIは正確ポアソン分布を用いて算出した。
安全性
本解析全体では85.9%(994/1,157例)に有害事象、22.0%(254/1,157例)に重篤な有害事象が認められた。
有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群54.9%(515/938例)、プラセボ群55.0%(155/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群72.2%(143/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群79.6%(156/196例)、プラセボ群75.3%(149/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(189/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(803/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(205/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(789/938例)であった。重篤な有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群3.8%(36/938例)、プラセボ群6.4%(18/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群5.1%(10/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群5.6%(11/196例)、プラセボ群6.6%(13/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.8%(44/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群20.9%(200/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.0%(46/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群22.2%(208/938例)であった。死亡は8例報告された(IR[95%CI]、0.24[0.10-0.48])。内訳は、心停止[肺癌を合併]、大動脈解離、肝血管肉腫、急性骨髄性白血病、PE[腹膜に転移した胆管癌を合併]、悪性黒色腫、転移性腺癌、COVID-19肺炎/呼吸不全が各1例で、すべて主要用量ゼルヤンツ10mg1日2回群の患者であった。主な有害事象および重篤な有害事象の事象名と投与中止に至った有害事象の発現率及び事象名は文献中に記載がなく、ファイザー社内でも文献で記載された安全性以外の集計は行われていなかった。
Copyright © 2024 United European Gastroenterology.
Reproduced with permission of John Wiley & Sons Inc.
1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
国内データを含む海外データ
CI(confidence interval):信頼区間;IR(incidence rate):発現率(100 人年あたり事象を発現した患者数として算出);MACE(major adverse cardiovascular events):主要心血管イベント; n:指定されたカテゴリーの事象を発現した患者数
Maintenanceコホートのデータは以前に報告された1,2)。MaintenanceコホートはOCTAVE Sustain試験においてプラセボまたはゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回を52週間投与された患者で構成された。Overallコホートは、第Ⅱ相/第Ⅲ相/OLE試験のいずれかの試験でゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回投与を1回以上投与された患者と第Ⅲb相/第Ⅳ相試験において曝露期間9.2年以下(2022年4月18日時点、最終データ)の患者から構成された。
IRの95%CIは正確ポアソン分布を用いて算出した。
安全性
本解析全体では85.9%(994/1,157例)に有害事象、22.0%(254/1,157例)に重篤な有害事象が認められた。
有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群54.9%(515/938例)、プラセボ群55.0%(155/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群72.2%(143/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群79.6%(156/196例)、プラセボ群75.3%(149/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(189/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(803/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(205/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(789/938例)であった。重篤な有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群3.8%(36/938例)、プラセボ群6.4%(18/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群5.1%(10/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群5.6%(11/196例)、プラセボ群6.6%(13/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.8%(44/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群20.9%(200/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.0%(46/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群22.2%(208/938例)であった。死亡は8例報告された(IR[95%CI]、0.24[0.10-0.48])。内訳は、心停止[肺癌を合併]、大動脈解離、肝血管肉腫、急性骨髄性白血病、PE[腹膜に転移した胆管癌を合併]、悪性黒色腫、転移性腺癌、COVID-19肺炎/呼吸不全が各1例で、すべて主要用量ゼルヤンツ10mg1日2回群の患者であった。主な有害事象および重篤な有害事象の事象名と投与中止に至った有害事象の発現率及び事象名は文献中に記載がなく、ファイザー社内でも文献で記載された安全性以外の集計は行われていなかった。
Copyright © 2024 United European Gastroenterology.
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1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
国内データを含む海外データ
CI(confidence interval):信頼区間;IR(incidence rate):発現率(100 人年あたり事象を発現した患者数として算出); n:指定されたカテゴリーの事象を発現した患者数
Maintenanceコホートのデータは以前に報告された1,2)。MaintenanceコホートはOCTAVE Sustain試験においてプラセボまたはゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回を52週間投与された患者で構成された。Overallコホートは、第Ⅱ相/第Ⅲ相/OLE試験のいずれかの試験でゼルヤンツ5mgまたは10mg1日2回投与を1回以上投与された患者と第Ⅲb相/第Ⅳ相試験において曝露期間9.2年以上(2022年4月18日時点、最終データ)の患者から構成された。
IRの95%CIは正確ポアソン分布を用いて算出した。
安全性
本解析全体では85.9%(994/1,157例)に有害事象、22.0%(254/1,157例)に重篤な有害事象が認められた。
有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群54.9%(515/938例)、プラセボ群55.0%(155/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群72.2%(143/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群79.6%(156/196例)、プラセボ群75.3%(149/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(189/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(803/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群93.6%(205/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群84.1%(789/938例)であった。重篤な有害事象は、Inductionコホート(8週間)でゼルヤンツ10mg1日2回群3.8%(36/938例)、プラセボ群6.4%(18/282例)、Maintenanceコホート(52週間)でゼルヤンツ5mg1日2回群5.1%(10/198例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群5.6%(11/196例)、プラセボ群6.6%(13/198例)、Overall+第Ⅲb/Ⅳ相コホート(7.8年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.8%(44/202例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群20.9%(200/955例)、Overallコホート(9.2年以下)でゼルヤンツ5mg1日2回群21.0%(46/219例)、ゼルヤンツ10mg1日2回群22.2%(208/938例)であった。死亡は8例報告された(IR[95%CI]、0.24[0.10-0.48])。内訳は、心停止[肺癌を合併]、大動脈解離、肝血管肉腫、急性骨髄性白血病、PE[腹膜に転移した胆管癌を合併]、悪性黒色腫、転移性腺癌、COVID-19肺炎/呼吸不全が各1例で、すべて主要用量ゼルヤンツ10mg1日2回群の患者であった。主な有害事象および重篤な有害事象の事象名と投与中止に至った有害事象の発現率及び事象名は文献中に記載がなく、ファイザー社内でも文献で記載された安全性以外の集計は行われていなかった。
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Reproduced with permission of John Wiley & Sons Inc.
1)Sandborn,W.J.et al.:J Crohns Colitis 17(3):338-351,2023
2)Sandborn WJ, et al.:Clin Gastroenterol Hepatol 17(8):1541-1550, 2019
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
Panés, J. et al.:United European Gastroenterol J. 2024 May 22. doi:10.1002/ueg2.12584. Online ahead of print.
本試験は、ファイザー株式会社のスポンサーシップのもと実施されました。
承認された用法及び用量:潰瘍性大腸炎
導入療法では、通常、成人にトファシチニブとして1回10mgを1日2回8週間経口投与する。なお、効果不十分な場合はさらに8週間投与することができる。
維持療法では、通常、成人にトファシチニブとして1回5mgを1日2回経口投与する。なお、維持療法中に効果が減弱した患者では、1回10mgの1日2回投与に増量することができる。また、過去の薬物治療において難治性の患者(TNF阻害剤無効例等)では、1回10mgを1日2回投与することができる。
本コンテンツは、日本国内の医療・医薬関係者を対象に、日本国内で医療用医薬品を適正にご使用いただくため、日本国内の承認に基づき作成されています。日本の医療機関・医療提供施設等に所属し、医療行為に携っている方を対象としており、日本国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
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