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「接種不適当者を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。

アブリスボの接種を受けた母親から生まれた乳児を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験:MATISSE試験)[検証試験]

国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CTD2.7.6.1), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.4), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.1), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.2.3), 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.R, 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.1.2), 承認時評価資料
Kampmann B et al.: N Engl J Med 388(16): 1451, 2023(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された)

試験概要Loading
母親参加者における
安全性
Loading
乳児参加者における
安全性
Loading
乳児参加者における
有効性
Loading
appendix
日本人における有効性と安全性:
第Ⅲ相試験のサブセット解析
Loading
■試験概要

[目的]
妊娠中にアブリスボ(以下、本剤)を接種した健康な母親から生まれた新生児及び乳児における、RSウイルス(RSV)を原因とする医療機関の受診に至った下気道疾患(MA-LRTI)等の予防に対する本剤の有効性、安全性及び免疫原性、及び母親における本剤の安全性を評価する

[デザイン]
第Ⅲ相、多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験
(中間解析[主要な解析結果]:有効性のデータカットオフ日 2022年9月30日、安全性のデータカットオフ日 2022年9月2日)
 

[対象]
妊娠24週~36週の49歳以下の健康な妊婦(単胎)とその乳児
母親参加者(無作為割り付け数):7,392例(日本からの参加者462例を含む)
乳児参加者(組み入れ例数):7,128例(日本からの参加者434例を含む)

[方法]
母親参加者を、本剤(120μg)又はプラセボに1:1の比で無作為に割り付け、治験薬を筋肉内に単回接種した。治験薬接種から分娩後6ヵ月間観察した。また、治験薬を接種した母親から生まれた乳児を乳児参加者とし、本治験の1年目に組み入れられた母親から生まれた乳児参加者では生後24ヵ月間、それ以外の乳児参加者では生後12ヵ月間におけるRSVを原因とする下気道疾患(LRTI)等、すべての呼吸器疾患、重篤な有害事象及び新たに診断された慢性疾患を評価した
 

※本試験での、乳児参加者及び母親参加者における免疫原性の評価については電子添文では言及されていますが、試験の目的としては探索的なため、本コンテンツでは記載していません
*本剤はRSV融合前Fタンパク質抗原120μg/0.5mLの接種が確保できるよう製剤が設計されており、試験においてはバイアル製剤を専用溶解用液で溶解後、全量を接種することとされた

[評価項目]
<母親参加者>
主要安全性評価項目

  • 治験薬接種後7日間の局所反応及び全身反応*1
  • 治験薬接種後1ヵ月間の有害事象
  • 分娩後6ヵ月間の重篤な有害事象

安全性評価項目

  • 死亡及び死産関連の有害事象

<乳児参加者>
主要安全性評価項目

  • 生後1ヵ月間の有害事象
  • 生後6、12、24ヵ月間の重篤な有害事象*2
  • 生後6、12、24ヵ月間で新たに診断された慢性疾患
  • 特定の出生転帰*3

安全性評価項目

  • 特に注目すべき有害事象等

主要有効性評価項目

  • 生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とするMA-LRTI※1,2
  • 生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とする高度のMA-LRTI※2

副次有効性評価項目

  • 生後90、120、150、180、360日以内のRSVを原因とする入院 等

※1 第1回中間解析の検証的解析項目
※2 第2回中間解析の検証的解析項目
*1 注射部位反応として注射部位疼痛、発赤、腫脹、全身性の事象として悪心、嘔吐、下痢、頭痛、疲労、筋肉痛、関節痛、発熱が事前に規定されていた
*2 生後24ヵ月間の重篤な有害事象は、本試験の1年目に組み入れられた母親参加者から組み入れられた乳児参加者を対象とした
*3 特定の出生転帰として、出生後のアプガースコアを評価した

[症例定義]
RSVを原因とするMA-LRTI、RSVを原因とする高度のMA-LRTIを以下のように定義し、評価項目判定委員会(EAC)が盲検下で判定した

中鼻甲介の鼻腔ぬぐい液を乳児参加者から採取し、中央検査機関で行われたRT-PCR検査で陽性である、又は通常診療の一環として受診先の医療機関で実施されたRSV検査であっても、FDAの認可を受けた核酸増幅検査(NAAT)を用いたRSV検査の結果で陽性が認められ、かつ、NAATを用いたRSV検査が現行のClinical Laboratory Improvement Amendments(CLIA)の認定又はそれに相当する米国の認定/証又はそれに相当する米国外の認定を受けた検査機関で実施された場合には評価項目の判定に有効な検査とした

MA-LRTI:medically attended lower respiratory tract illness(医療機関の受診に至った下気道疾患)
MA-RTI:medically attended respiratory tract illness(医療機関の受診に至った気道疾患)

[解析計画]
[有効性]

主要評価項目の有効性解析の主たる解析対象集団は、乳児参加者の評価可能有効性集団とした。多重性調整法を用いて、2つの主要評価項目(RSVを原因とするMA-LRTI及びRSVを原因とする高度のMA-LRTI)の検定を並列に行い、2つの主要評価項目のいずれか一方の帰無仮説が棄却〔信頼区間(CI)の下限が20%を超える〕される場合に試験成功とした
生後90日以内のRSVを原因とするMA-LRTI症例が少なくとも43例集積された後に、有効性を評価するために最大2回の中間解析を実施することとした。有意水準は中間解析に組み入れる症例の集積割合に基づき、Lan-DeMets法によるO’Brien-Fleming型のα消費関数を用いて算出した。中間解析での検定についても上述の固定順序法に基づいて実施し、生後90日時点で主要な有効性評価項目のいずれかで統計的な成功基準を満たした場合は本治験の有効中止を考慮することとした。生後90、120、150、180日以内に発現した高度のMA-LRTI、MA-LRTIに対するワクチン有効性の、母親参加者の治験薬接種時の妊娠週数に基づくサブグループ解析を実施することとした。また、日本部分集団についてサブグループ解析を実施することとした

[安全性]
本安全性の解析は記述的であり、正式な統計学的仮説には基づいていない。局所/全身反応、有害事象は頻度、割合及び両側95%CI(Clopper-Pearson)により要約した。また、特に注目すべき有害事象として、低出生体重児、早産児、発育遅延、SARS-CoV-2検査陽性の患者数及び割合を要約した。日本部分集団についてサブグループ解析を実施することとした

[解析対象集団]
解析対象集団を以下のように定義した

  • 評価可能有効性集団(乳児参加者)

以下の条件を満たしたすべての乳児参加者で構成される
1)本治験参加に適格と認められる
2)分娩14日前までに無作為割り付けされた治験ワクチンの接種を受けた母親参加者から生まれた
3)パリビズマブ又はその他のRSVを標的とするモノクローナル抗体を使用していない
4)治験実施計画書からの重大な逸脱がない
5)生後180日未満に20mL/kgを超える輸血(血液製剤の種類は問わない)を受けていない

  • 母親参加者の安全性集団
    無作為割り付けされ、治験ワクチン(本剤又はプラセボ)の接種を1回受けたすべての母親参加者で構成される
  • 乳児参加者の安全性集団
    母親参加者の安全性集団に含まれる女性参加者から生まれたすべての乳児参加者で構成される

国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CTD2.7.6.1), 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料
Kampmann B et al.: N Engl J Med 388(16): 1451, 2023
(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された)

■治験参加者背景母親参加者の背景(安全性集団)

*1 これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
*2 母親参加者1例で、治験薬接種時の妊娠期間が24週以上28週未満に分類されたが、実際は23週と6日であった 

国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.4), 承認時評価資料

乳児参加者の背景(安全性集団)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された

国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.4), 承認時評価資料

用法及び用量(抜粋)〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。

試験概要Loading患者背景Loading 有効性Loading 安全性Loading 臨床成績(OCTAVE臨床試験プログラム)Loading
MATISSE試験(C3671008試験)
[国際共同第Ⅲ相試験]
患者背景
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有効性・安全性|新生児・乳幼児
2024年11月作成 ABR39O026A
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PP-PFE-GBR-3859. November 2021
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