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「接種不適当者を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。
RCTとRWE(観察研究)の相互補完関係
RWEの強み
RWEの限界
RCT:無作為化比較試験、RWE:リアルワールドエビデンス
1)Katkade VB et al.: J Multidiscip Healthc 11: 295, 2018
2)Sarri G:Front Pharmacol 13: 905820, 2022
Real-world effectiveness of RSVpreF vaccination during pregnancy against
RSV-associated lower respiratory tract disease leading to hospitalisation in
infants during the 2024 RSV season in Argentina(BERNI study)
2024年4月~9月
BERNIスタディ フローチャート
*妊娠週数32週未満または37週以上にワクチン接種を受けた母親より出生した乳児、または出生前14日未満にワクチン接種を受けた母親から出生した乳児は本解析から除外した。
Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025
6. 用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。
患者背景(乳児)
*乳児の医療記録に記載された気管支肺異形成症、嚢胞性線維症、先天性心疾患、21トリソミー、免疫不全などの合併症を集計した。
Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025
患者背景(母親)
†インデックス日において母親が加入していた健康保険の種別を示し、民間保険及び公的保険は任意にて、社会保険は主に労働者の雇用を通じて加入するものを示す。
‡アルゼンチンで妊娠中の接種が推奨されているワクチン(インフルエンザワクチン、三種混合〔Tdap〕ワクチン、COVID-19ワクチン)の接種歴を集計した。
§妊娠週数32週以上37週未満、かつ出生の14日以上前にワクチンを接種した。
Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025
乳児のRSV検査結果、母親のワクチン接種状況別のLRTDの重症度
Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025
[有効性]
RSV関連LRTDによる入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[主要評価項目]
重度のRSV関連LRTDによる入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[副次評価項目]
乳児の入院に対する実臨床下でのワクチン有効性
* 粗オッズ比は、共変量として施設レベルのランダム効果を用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。
† ワクチン有効性は(1-調整オッズ比)×100%で算出した。調整オッズ比は共変量として施設レベルのランダム効果、受胎日、自然3次スプラインによる入院日、逆確率重み付け、固定効果として乳児の性別を用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。
‡ ワクチン有効性は(1-調整オッズ比)×100%で算出した。調整オッズ比は共変量として施設レベルのランダム効果、受胎日、自然3次スプラインによる入院日及び入院時の乳児の年齢、逆確率重み付けを用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。
§ ワクチン有効性は(1-調整オッズ比)×100%で算出した。調整オッズ比は共変量として施設レベルのランダム効果、自然3次スプラインによる入院及び入院時の乳児の年齢、逆確率重み付け、固定効果として完全曝露期間を用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。
Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025
症例群(RSV陽性)の母親のワクチン接種状況別の臨床的特徴、LRTDの重症度、医療リソースの利用状況
Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025
BronchStopスタディ フローチャート
6. 用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。
患者背景(人口統計学的および臨床的特徴、臨床所見)
[有効性]
RSV関連ALRIによる乳児の入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[主要評価項目]
※1:ワクチン有効性は、100%×(1−調整オッズ比) で算出
※2:病院の所在地、受診月、年齢(生後3ヵ月未満)、早産、性別を共変量として調整したロジスティック回帰分析により推定
ALRI:急性下気道感染症
潜在的な残存交絡因子の検討
百日咳ワクチンのRSV関連ALRIによる入院に対する調整済みワクチン有効性※1,2は24.5%(95%CI:-20, 53)で、残存交絡の影響は限定的であると考えられた。
[有効性]
出産の14日より前にワクチンを接種した母親から出生した乳児における、RSV関連ALRI入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[その他の評価項目、サブグループ解析]
※1:ワクチン有効性は、100%×(1−調整オッズ比) で算出
※2:病院の所在地、受診月、年齢(生後3ヵ月未満)、早産、性別を共変量として調整したロジスティック回帰分析により推定
ALRI:急性下気道感染症
RSV陽性乳児における母親のワクチン接種の有無による臨床転帰の比較[その他の評価項目]
* :Wilcoxon順位和検定、Pearsonのχ2検定、Fisherの正確検定によって算出(有意水準0.05)
IQR:四分位範囲、CPAP:持続陽圧呼吸療法、HDU:高度治療室、PICU:小児集中治療室
RSV陽性乳児における重症化アウトカム別の実臨床下でのワクチン有効性[その他の評価項目、探索的な結果]
※1:ワクチン有効性は、100%×(1−調整オッズ比) で算出
※2:スクリーニング法
PICU:小児集中治療室
6. 用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。
「接種不適当者を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。
アブリスボの接種を受けた母親から生まれた乳児を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験:MATISSE試験)[検証試験]
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CTD2.7.6.1), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.4), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.1), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.2.3), 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.R, 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.1.2), 承認時評価資料
Kampmann B et al.: N Engl J Med 388(16): 1451, 2023(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された)
Otsuki T et al.: Vaccine 42(22): 126041, 2024(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された)
Simões EAF et al.:Obstet Gynecol 145(2):157, 2025
(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された。著者に同社より助成金、科学諮問委員会の委員として旅費を受領した者、同社の研究者、同社のアドバイザリーボード及び教育活動に参加した者、同社の社員及び株式保有者が含まれた)
■試験概要
[目的]
妊娠中にアブリスボ(以下、本剤)を接種した健康な母親から生まれた新生児及び乳児における、RSウイルス(RSV)を原因とする医療機関の受診に至った下気道疾患(MA-LRTI)等の予防に対する本剤の有効性、安全性及び免疫原性、及び母親における本剤の安全性を評価する
[デザイン]
第Ⅲ相、多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験
2020年6月17日~2023年10月27日(中間解析[主要な解析結果]:有効性のデータカットオフ日 2022年9月30日、安全性のデータカットオフ日 2022年9月2日)
[対象]
妊娠24週~36週の49歳以下の健康な妊婦(単胎)とその乳児
母親参加者(無作為割り付け数):7,420例(日本からの参加者462例を含む;中間解析時点)
乳児参加者(組み入れ例数):7,307例(日本からの参加者434例を含む;中間解析時点)
[方法]
母親参加者を、本剤(120μg*1)又はプラセボに1:1の比で無作為に割り付け、治験薬を筋肉内に単回接種した。治験薬接種から分娩後6ヵ月間観察した。また、治験薬を接種した母親から生まれた乳児を乳児参加者とし、本治験の1年目に組み入れられた母親から生まれた乳児参加者では生後24ヵ月間、それ以外の乳児参加者では生後12ヵ月間におけるRSVを原因とする下気道疾患(LRTI)等、すべての呼吸器疾患、重篤な有害事象及び新たに診断された慢性疾患を評価した
*1 本剤はRSV融合前Fタンパク質抗原120μg/0.5mLの接種が確保できるよう製剤が設計されており、試験においてはバイアル製剤を専用溶解用液で溶解後、全量を接種することとされた。
■治験参加者背景
母親参加者の背景(安全性集団)(中間解析)
乳児参加者の背景(安全性集団)(中間解析)
6.用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。
[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後7日間の局所反応及び全身反応(中間解析)
電子日誌により評価した局所反応及び全身反応※の発現状況 (安全性集団)
[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後1ヵ月間の有害事象①(中間解析)
カテゴリー別の治験薬接種後の有害事象(安全性集団)
[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後1ヵ月間の有害事象②(中間解析)
治験薬接種後1ヵ月間の有害事象*1(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)
[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後1ヵ月間の有害事象③(中間解析)
治験薬接種後1ヵ月間の重篤な有害事象※
[主要安全性評価項目:母親参加者]分娩後6ヵ月間の重篤な有害事象(中間解析)
治験薬接種から分娩後6ヵ月間に有害事象は、本剤群で1,060例(28.8%)、プラセボ群で1,000例(27.2%)に報告されました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群では早産206例(5.6%)、SARS-CoV-2検査陽性143例(3.9%)、子癇前症81例(2.2%)、プラセボ群では早産174例(4.7%)、SARS-CoV-2検査陽性111例(3.0%)、子癇前症67例(1.8%)でした。
治験薬接種から分娩後6ヵ月間に重篤な有害事象は、本剤群で598例(16.2%)、プラセボ群で558例(15.2%)に報告されました。主な基本語別の有害事象は、本剤群では子癇前症68例(1.8%)、胎児ジストレス症候群66例(1.8%)、妊娠高血圧41例(1.1%)、プラセボ群では胎児ジストレス症候群60例(1.6%)、子癇前症53例(1.4%)、分娩過程停止42例(1.1%)でした。
分娩後6ヵ月間の重篤な有害事象 (いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)
[安全性評価項目:母親参加者]死亡及び死産関連の有害事象(中間解析)
[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象①(中間解析)
カテゴリー別の生後1ヵ月間の有害事象(安全性集団)
[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象②(中間解析)
生後1ヵ月間の有害事象(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)
[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象③(中間解析)
生後1ヵ月間の重篤な有害事象(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)
[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象④(中間解析)
生後1ヵ月間の死亡に至った有害事象
[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後6、12、24ヵ月間の重篤な有害事象(中間解析)
・生後6ヵ月間の重篤な有害事象※
出生から生後6ヵ月間に重篤な有害事象は、本剤群で595例(16.7%)、プラセボ群で585例(16.4%)に報告されました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群では新生児黄疸75例(2.1%)、新生児高ビリルビン血症、早産児各49例(1.4%)、プラセボ群では新生児黄疸66例(1.9%)、呼吸窮迫43例(1.2%)、早産児42例(1.2%)でした。
・生後12ヵ月間の重篤な有害事象※
出生から生後12ヵ月間に重篤な有害事象は、本剤群で619例(17.3%)、プラセボ群で611例(17.2%)に報告されました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群では新生児黄疸75例(2.1%)、新生児高ビリルビン血症、早産児各49例(1.4%)、プラセボ群では新生児黄疸66例(1.9%)、呼吸窮迫43例(1.2%)、早産児42例(1.2%)でした。
※社内資料及び文献に、生後6ヵ月間の死亡に至った有害事象、生後12ヵ月間の死亡に至った有害事象のデータなし。
データカットオフ日2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料
・生後24ヵ月間の重篤な有害事象
出生から生後24ヵ月間に報告された重篤な有害事象は下表のとおりでした。
生後24ヵ月間で死亡に至った有害事象は、本剤群で5例(0.1%)、プラセボ群で12例(0.3%)に認められました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群でエンテロウイルス感染症、胃腸炎、不明確な障害、間質性肺疾患、胎便吸引症候群、早産児、ライノウイルス感染症各1例(<0.1%)、プラセボ群では乳児突然死症候群3例(<0.1%)、新生児仮死、新生児敗血症各2例(<0.1%)でした。
生後24ヵ月間の重篤な有害事象(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)
[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後6、12、24ヵ月間で新たに診断された慢性疾患(中間解析)
[主要安全性評価項目:乳児参加者]特定の出生転帰(中間解析)
出生1、5、10分後のアプガースコア(安全性集団)
[安全性評価項目:乳児参加者]特に注目すべき有害事象(中間解析)
特に注目すべき有害事象(安全性集団)
(参考)アプガースコア1-3)
中間解析(主要な解析結果)
[主要評価項目:乳児参加者]生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とするMA-LRTI(EAC確定) [検証的解析結果](中間解析)
RSVを原因とするMA-LRTIに対するワクチン有効性は、生後90日以内では57.1%(99.5%CI: 14.7, 79.8)であり、CIの下限が20%を上回らなかったため、本評価項目の成功基準を満たしませんでした
RSVを原因とするMA-LRTIの累積発現率(評価可能有効性集団)
[主要評価項目:乳児参加者]生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とする高度のMA-LRTI(EAC確定)[検証的解析結果](中間解析)
RSVを原因とする高度のMA-LRTIに対するワクチン有効性は、生後90日以内では81.8(99.5%CI: 40.6, 96.3)であり、CIの下限が20%を上回ったことから、本評価項目の成功基準を満たしました
RSVを原因とする高度のMA-LRTIの累積発現率(評価可能有効性集団)
[副次評価項目:乳児参加者]生後90、120、150、180、360日以内のRSVを原因とする入院(EAC確定)(中間解析)
RSVを原因とする入院は、生後90、120、150、180日以内ではワクチン有効性のCIの下限が0%を上回り、本評価項目の成功基準を満たしました。
生後360日以内では成功基準を満たしませんでした。
RSVを原因とする入院(評価可能有効性集団)
本コンテンツは、日本国内の医療・医薬関係者を対象に、日本国内で医療用医薬品を適正にご使用いただくため、日本国内の承認に基づき作成されています。日本の医療機関・医療提供施設等に所属し、医療行為に携っている方を対象としており、日本国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
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