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Example

「接種不適当者を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。

妊婦接種におけるアブリスボのリアルワールドエビデンス 試験概要Loading
母親参加者における
安全性
Loading
乳児参加者における
安全性
Loading
乳児参加者における
有効性
Loading
appendix
日本人における有効性と安全性:
第Ⅲ相試験のサブセット解析
Loading
MATISSE試験
最終解析
Loading
【参考】
リアルワールドエビデンス
(RWE)
Loading
無作為化比較試験(RCT)とリアルワールドエビデンス(RWE)の位置付けLoading リアルワールドエビデンス:BERNIスタディ(海外データ)Loading リアルワールドエビデンス:BronchStopスタディ(海外データ)Loading 乳児を対象としたアブリスボの国際共同第Ⅲ相試験(RCT)Loading
無作為化比較試験(RCT)とリアルワールドエビデンス(RWE)の位置付け

RCTとRWE(観察研究)の相互補完関係

RCT:無作為化比較試験、RWE:リアルワールドエビデンス、RWD :リアルワールドデータ
植田真一郎:medicina 47: 1134, 2010
松島雅人:薬局 64: 2319, 2013
野尻宗子:薬学雑誌 135: 793, 2015
山本倫生ほか:呼吸 34: 479, 2015
康永秀生:超入門!スラスラわかるリアルワールドデータで臨床研究(第1版)金芳堂:p8-13, 2019

RWEの強み

RWEの限界

RCT:無作為化比較試験、RWE:リアルワールドエビデンス
1)Katkade VB et al.: J Multidiscip Healthc 11: 295, 2018
2)Sarri G:Front Pharmacol 13: 905820, 2022

リアルワールドエビデンス:BERNIスタディ(海外データ、アルゼンチン)

Real-world effectiveness of RSVpreF vaccination during pregnancy against
RSV-associated lower respiratory tract disease leading to hospitalisation in
infants during the 2024 RSV season in Argentina(BERNI study)
2024年4月~9月

試験概要
[目的]
アルゼンチンの実臨床下の乳児における、RSV関連の下気道疾患(LRTD)による入院に対するアブリスボの有効性を検討する。
[対象]
アルゼンチンの医療機関(公立病院、私立病院、社会保険病院)12施設にて、2024年4月1日~2024年9月30日にLRTDにより24時間以上入院した6ヵ月齢以下の乳児505例
[方法]
病院ベースの、後ろ向き・多施設共同・症例対照研究(Test-negative design)。医療記録及び臨床検査記録より、母親のアブリスボ接種オッズを症例群(RSV陽性)及びコントロール群(RSV陰性)で比較した。母親のワクチン接種状況は国家ワクチン登録簿より確認した。
[主要評価項目]
RSV関連LRTDによる入院に対する実臨床下でのワクチン有効性
[副次評価項目]
重度のRSV関連LRTDによる入院に対する実臨床下でのワクチン有効性
[解析計画]
同じ医療機関に入院した乳児間の相関、病院レベルの異質性を考慮するため、RSV検査結果を従属変数、母親のワクチン接種を独立変数、病院をランダム切片としたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより粗オッズ比を求めた。生後6ヵ月間のRSV関連LRTDによる入院、重度のRSV関連LRTDによる入院に対する実臨床下でのワクチン有効性はマルチレベルロジスティック回帰モデルにより推定し、逆確率重み付け(IPTW)及び多変量調整により交絡を調整した。IPTWでは、解析モデルに含まれる変数を条件とした、妊娠中のワクチン接種の予測確率の傾向スコアを用いた。コントロール群の傾向スコアは、母親のワクチン接種を独立変数としたロジスティック回帰モデルにより推定し、ベースライン変数は妊娠週数32週以前の測定値を用いた。IPTW変数のうち、重み付け後も不均衡であったもの(絶対標準化平均が0.10超)はdoubly-robust調整の共変量として解析モデルに含めた。ワクチン有効性は(1-調整オッズ比)×100%で算出した。

[Limitation]
①母親の医療記録など、潜在的な交絡因子の影響を排除しきれなかった可能性がある。 
②施設間のRSV検査手順の標準化はできなかった。 
③重症度の低いRSV感染症に対するワクチン有効性、院外でのRSV関連LRTDによる死亡に対するワクチン有効性は評価できなかった。
④初年度の解析から他のウイルス感染症の乳児を除外することができなかった。

※症例定義が国際共同第Ⅲ相試験(MATISSE試験)とは異なるため、結果の解釈には注意が必要です。

BERNIスタディ フローチャート

*妊娠週数32週未満または37週以上にワクチン接種を受けた母親より出生した乳児、または出生前14日未満にワクチン接種を受けた母親から出生した乳児は本解析から除外した。

Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025

6. 用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉

抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。

患者背景(乳児)

*乳児の医療記録に記載された気管支肺異形成症、嚢胞性線維症、先天性心疾患、21トリソミー、免疫不全などの合併症を集計した。

Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025

患者背景(母親)

インデックス日において母親が加入していた健康保険の種別を示し、民間保険及び公的保険は任意にて、社会保険は主に労働者の雇用を通じて加入するものを示す。
‡アルゼンチンで妊娠中の接種が推奨されているワクチン(インフルエンザワクチン、三種混合〔Tdap〕ワクチン、COVID-19ワクチン)の接種歴を集計した。
§妊娠週数32週以上37週未満、かつ出生の14日以上前にワクチンを接種した。

Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025

乳児のRSV検査結果、母親のワクチン接種状況別のLRTDの重症度

Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025

[有効性]
RSV関連LRTDによる入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[主要評価項目]
重度のRSV関連LRTDによる入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[副次評価項目]

乳児の入院に対する実臨床下でのワクチン有効性

* 粗オッズ比は、共変量として施設レベルのランダム効果を用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。
† ワクチン有効性は(1-調整オッズ比)×100%で算出した。調整オッズ比は共変量として施設レベルのランダム効果、受胎日、自然3次スプラインによる入院日、逆確率重み付け、固定効果として乳児の性別を用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。
‡ ワクチン有効性は(1-調整オッズ比)×100%で算出した。調整オッズ比は共変量として施設レベルのランダム効果、受胎日、自然3次スプラインによる入院日及び入院時の乳児の年齢、逆確率重み付けを用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。
§ ワクチン有効性は(1-調整オッズ比)×100%で算出した。調整オッズ比は共変量として施設レベルのランダム効果、自然3次スプラインによる入院及び入院時の乳児の年齢、逆確率重み付け、固定効果として完全曝露期間を用いたマルチレベルロジスティック回帰モデルにより算出した。

Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025

<症例定義
LRTDによる入院

過去10日以内に症状が発現した咳または呼吸困難によって確認される呼吸器感染症による臨床的/医学的理由に基づく入院
かつ、以下の少なくとも1つを満たしていること[多呼吸(呼吸数が、生後2ヵ月齢未満では60回/分以上、生後2~6ヵ月齢未満では50回/分以上)、酸素飽和度(SpO
2)が95%未満、陥没呼吸]

重度のLRTDによる入院
上記のLRTDの定義を満たす
かつ、以下の少なくとも1つを満たしていること[人工呼吸器装着または高流量酸素投与、SpO
2が90%未満、ICU入院4時間以上、無反応/意識不明]
※症例定義が国際共同第Ⅲ相試験(MATISSE試験)とは異なるため、結果の解釈には注意が必要です。

症例群(RSV陽性)の母親のワクチン接種状況別の臨床的特徴、LRTDの重症度、医療リソースの利用状況

Pérez Marc G et al.:Lancet Infect Dis 25(9):1044, 2025

[安全性]
本研究では安全性について集計されていませんでした。

アブリスボの安全性情報については最新の電子添文をご参照ください。
リアルワールドエビデンス:BronchStop スタディ(海外データ、英国)
Bivalent prefusion F vaccination in pregnancy and respiratory syncytial virus hospitalisation in infants in the UK: results of a multicentre, test-negative, case-control study
2024年8月~2025年1月
試験概要[目的]
英国の実臨床下の乳児における、RSV関連急性下気道感染症(ALRI)による入院に対するアブリスボの有効性を検討する。
[対象]
スコットランドで2024年8月12日以降、またはイングランドで2024年9月1日以降に生まれた乳児で、母親がアブリスボの接種対象者であり、イギリスの医療機関30施設にて2025年1月20日までに細気管支炎、下気道感染症、喘鳴の最初のエピソードのいずれかにより入院した乳児537例(RSV陽性:391例、RSV陰性:146例)
[方法]
前向き・多施設共同・症例対照研究(Test-negative design)。研究プロトコルに基づいて作成された症例報告書、母親の自己申告書、および医療記録から、アブリスボの接種歴(接種有無、接種日)、母子の人口統計学的特徴、乳児の入院時の臨床所見等のデータを収集し、症例群(RSV陽性)およびコントロール群(RSV陰性)におけるアブリスボ接種オッズを比較した。
[主要評価項目]
RSV関連ALRIによる乳児の入院に対する実臨床下でのワクチン有効性
[その他の評価項目]
・出産の14日より前にアブリスボを接種した母親から出生した乳児における、RSV関連ALRI入院に対する実臨床下でのワクチン有効性(サブグループ解析)
・母親のワクチン接種有無によるRSV陽性乳児の臨床転帰
[入院期間、経鼻胃管栄養、静脈内輸液、呼吸管理、高度治療室(HDU)/小児集中治療室(PICU)入室]
・RSV陽性乳児における重症化アウトカム別の実臨床下でのワクチン有効性
[解析計画]
主要評価項目の解析には、病院の所在地、受診月、年齢(生後3ヵ月未満)、早産、性別を共変量として調整したロジスティック回帰分析を用いた。ワクチンの有効性は、100%×(1−調整オッズ比) で算出した。また、百日咳ワクチンの有効性を同じ因子で層別化した条件付きロジスティック回帰分析を用いて主要解析と同様に推定し、残存する潜在的な交絡因子の影響を検討した。事前に規定した、出産の14日より前にアブリスボを接種した母親から出生した乳児を対象としたサブグループ解析も、主要解析と同様の手法で行い、母親のワクチン接種の有無による臨床転帰の比較にはWilcoxon順位和検定を用いた。RSV陽性乳児における重症化アウトカム別のワクチンの有効性の解析にはスクリーニング法を用いた。p値が0.05未満の場合を統計的に有意と判断した。
<サンプルサイズ設計>WHOの推奨に従い、Test-negative designによるワクチン有効性の推定精度に基づいて実施した。ワクチン接種率を30%、有効性を70%と仮定し、症例群145例と1:1のコントロール群で±20%の精度を確保できるよう設定した。また、接種率の変動やワクチン有効性の不確実性を考慮し、Rパッケージ「epiR」を用いた代替計算も実施し、複数条件下で必要な症例数を再評価した。
*MATISSE試験に準拠して、抗体産生および胎盤移行に必要な期間を考慮
RSV:RSウイルス、ALRI:急性下気道感染症


※国際共同第Ⅲ相試験(MATISSE試験)では下気道感染症の症状の数および程度、またはRSV関連の入院というイベント発生で有効性を評価しているのに対し、本研究では細気管支炎、下気道感染症、喘鳴の最初のエピソードのいずれかにより入院というイベント発生によって有効性を評価しているという違いがあるため、結果の解釈には注意が必要です。また、英国では定期接種としてアブリスボの接種が実施されているのに対し、日本では任意接種のため費用助成の実施状況は地域によって異なっており、日本におけるアブリスボの接種対象は妊娠24-36週であり、英国の対象(妊娠28-36週)は日本の適応を逸脱しないものの、本研究には日本の適応に含まれる妊娠24-27週のデータが含まれていないことにご留意ください。
[Limitation]①本研究は安全性評価を目的としておらず、アブリスボ接種と早産の関連について独立した情報を提供できなかった。
②観察研究であるため、結果の検証には追加研究が必要。
③本研究におけるワクチンの有効性評価はワクチン接種プログラム導入初期に実施されたため、結果の一般化可能性に限界がある。
④(本研究は出生後の時点別のワクチンの有効性は評価しておらず、0~5ヵ月の乳児を横断的に解析しているため)生後6ヵ月以上の乳児に対するワクチンの有効性は評価できなかった。
⑤サブグループ解析は探索的であり、統計的検出力に限界がある。

(以下は原著に記載なし)
⑥日本と英国の接種環境の違いが結果に影響を及ぼしている可能性がある。
⑦入院基準が明確に記載されていないため、施設によって重症度の違いが生じ、結果に影響を及ぼしている可能性がある。

BronchStopスタディ フローチャート

Williams TC et al.: Lancet Child Adolesc Health. 9(9): 655, 2025

6. 用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉

抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。

患者背景(人口統計学的および臨床的特徴、臨床所見)

* :Wilcoxon順位和検定、Pearsonのχ2検定、Fisherの正確検定によって算出
※:社会経済的地位を5つの階層(五分位)に分けたもの。第1五分位は最も社会経済的に困窮した群、第5五分位は最も恵まれた群を示す。
IQR:四分位範囲、SES:社会経済的地位、CPAP:持続陽圧呼吸療法、HDU:高度治療室、PICU:小児集中治療室
Williams TC et al.: Lancet Child Adolesc Health. 9(9): 655, 2025

[有効性]
RSV関連ALRIによる乳児の入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[主要評価項目]

※1:ワクチン有効性は、100%×(1−調整オッズ比) で算出
※2:病院の所在地、受診月、年齢(生後3ヵ月未満)、早産、性別を共変量として調整したロジスティック回帰分析により推定
ALRI:急性下気道感染症

潜在的な残存交絡因子の検討
百日咳ワクチンのRSV関連ALRIによる入院に対する調整済みワクチン有効性※1,2は24.5%(95%CI:-20, 53)で、残存交絡の影響は限定的であると考えられた。

Williams TC et al.: Lancet Child Adolesc Health. 9(9): 655, 2025より作表

[有効性]
出産の14日より前にワクチンを接種した母親から出生した乳児における、RSV関連ALRI入院に対する実臨床下でのワクチン有効性[その他の評価項目、サブグループ解析]

※1:ワクチン有効性は、100%×(1−調整オッズ比) で算出
※2:病院の所在地、受診月、年齢(生後3ヵ月未満)、早産、性別を共変量として調整したロジスティック回帰分析により推定
ALRI:急性下気道感染症

Williams TC et al.: Lancet Child Adolesc Health. 9(9): 655, 2025より作表

RSV陽性乳児における母親のワクチン接種の有無による臨床転帰の比較[その他の評価項目]

* :Wilcoxon順位和検定、Pearsonのχ2検定、Fisherの正確検定によって算出(有意水準0.05)
IQR:四分位範囲、CPAP:持続陽圧呼吸療法、HDU:高度治療室、PICU:小児集中治療室

Williams TC et al.: Lancet Child Adolesc Health. 9(9): 655, 2025

RSV陽性乳児における重症化アウトカム別の実臨床下でのワクチン有効性[その他の評価項目、探索的な結果]

※1:ワクチン有効性は、100%×(1−調整オッズ比) で算出
※2:スクリーニング法
PICU:小児集中治療室

Williams TC et al.: Lancet Child Adolesc Health. 9(9): 655, 2025より作表
[安全性]
本研究では安全性について集計されていませんでした。
アブリスボの安全性情報については最新の電子添文をご参照ください。

6. 用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉

抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。

「接種不適当者を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。

アブリスボの接種を受けた母親から生まれた乳児を対象とした国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験:MATISSE試験)[検証試験]

国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CTD2.7.6.1), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.4), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.1), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.2.3), 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.R, 承認時評価資料
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.1.2), 承認時評価資料
Kampmann B et al.: N Engl J Med 388(16): 1451, 2023(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された)
Otsuki T et al.: Vaccine 42(22): 126041, 2024(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された)
Simões EAF et al.:Obstet Gynecol 145(2):157, 2025
(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された。著者に同社より助成金、科学諮問委員会の委員として旅費を受領した者、同社の研究者、同社のアドバイザリーボード及び教育活動に参加した者、同社の社員及び株式保有者が含まれた)

試験概要

■試験概要

[目的]
妊娠中にアブリスボ(以下、本剤)を接種した健康な母親から生まれた新生児及び乳児における、RSウイルス(RSV)を原因とする医療機関の受診に至った下気道疾患(MA-LRTI)等の予防に対する本剤の有効性、安全性及び免疫原性、及び母親における本剤の安全性を評価する

[デザイン]
第Ⅲ相、多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験
2020年6月17日~2023年10月27日(中間解析[主要な解析結果]:有効性のデータカットオフ日 2022年9月30日、安全性のデータカットオフ日 2022年9月2日)

[対象]
妊娠24週~36週の49歳以下の健康な妊婦(単胎)とその乳児
母親参加者(無作為割り付け数):7,420例(日本からの参加者462例を含む;中間解析時点)
乳児参加者(組み入れ例数):7,307例(日本からの参加者434例を含む;中間解析時点)

[方法]
母親参加者を、本剤(120μg*1)又はプラセボに1:1の比で無作為に割り付け、治験薬を筋肉内に単回接種した。治験薬接種から分娩後6ヵ月間観察した。また、治験薬を接種した母親から生まれた乳児を乳児参加者とし、本治験の1年目に組み入れられた母親から生まれた乳児参加者では生後24ヵ月間、それ以外の乳児参加者では生後12ヵ月間におけるRSVを原因とする下気道疾患(LRTI)等、すべての呼吸器疾患、重篤な有害事象及び新たに診断された慢性疾患を評価した

*1 本剤はRSV融合前Fタンパク質抗原120μg/0.5mLの接種が確保できるよう製剤が設計されており、試験においてはバイアル製剤を専用溶解用液で溶解後、全量を接種することとされた。

[評価項目]
<母親参加者>
主要安全性評価項目
  • 治験薬接種後7日間の局所反応及び全身反応*2
  • 治験薬接種後1ヵ月間の有害事象
  • 分娩後6ヵ月間の重篤な有害事象
安全性評価項目
  • 死亡及び死産関連の有害事象 等
探索的評価項目
  • 接種前及び分娩後の幾何平均中和抗体価
  • 接種前及び分娩後のRSV-A及びRSV-Bの幾何平均中和抗体価

<乳児参加者>
主要安全性評価項目
  • 生後1ヵ月間の有害事象
  • 生後6、12、24ヵ月間の重篤な有害事象*3
  • 生後6、12、24ヵ月間で新たに診断された慢性疾患
  • 特定の出生転帰*4
安全性評価項目
  • 特に注目すべき有害事象*5 等
主要有効性評価項目
  • 生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とするMA-LRTI※1,2
  • 生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とする高度のMA-LRTI※2
副次有効性評価項目
  • 生後210、240、270、360日以内に発現したRSVを原因とするMA-LRTI
  • 生後90、120、150、180、360日以内のRSVを原因とする入院
  • 生後90、120、150、180、360日以内に発現したあらゆる原因のMA-LRTI
探索的評価項目
  • 生後の幾何平均中和抗体価
  • 生後のRSV-A及びRSV-Bの幾何平均中和抗体価
  • 生後の幾何平均中和抗体価の幾何平均比
  • 母親から乳児へのRSV-A/B併合中和抗体の経胎盤移行率
※1 第1回中間解析の検証的解析項目
※2 第2回中間解析の検証的解析項目
局所反応として注射部位疼痛、発赤、腫脹、全身反応として悪心、嘔吐、下痢、頭痛、疲労、筋肉痛、関節痛、発熱が事前に規定されていた。生後24ヵ月間の重篤な有害事象は、本試験の1年目に組み入れられた母親参加者から組み入れられた乳児参加者を対象とした。特定の出生転帰として、早産児(在胎期間37週未満)、超早産児(在胎期間28週未満)、出生後のアプガースコア、先天奇形又は異常、その他の新生児の問題、出生体重1,000g超2,500g以下、超低出生体重(1,000g以下)、発達遅滞を評価した。新生児死亡は生後1ヵ月以内に発生した生存乳児の死亡と定義され、生後1ヵ月間の死亡に至った有害事象に含まれた。
SARS-CoV-2陽性は特に注目すべき有害事象に含まれた。
乳児参加者における特に注目すべき有害事象は、低出生体重、早産、発育遅延、SARS-CoV-2(PCR検査又は抗原検査)陽性とし、試験期間を通して収集された。
[症例定義]
RSVを原因とするMA-LRTI、RSVを原因とする高度のMA-LRTIを以下のように定義し、評価項目判定委員会(EAC)が判定した
中鼻甲介の鼻腔ぬぐい液を乳児参加者から採取し、中央検査機関で行われたRT-PCR検査で陽性である、又は通常診療の一環として受診先の医療機関で実施されたRSV検査であっても、FDAの認可を受けた核酸増幅検査(NAAT)を用いたRSV検査の結果で陽性が認められ、かつ、NAATを用いたRSV検査が現行のClinical Laboratory Improvement Amendments(CLIA)の認定又はそれに相当する米国の認定/証又はそれに相当する米国外の認定を受けた検査機関で実施された場合には評価項目の判定に有効な検査としたMA-LRTI:medically attended lower respiratory tract illness(医療機関の受診に至った下気道疾患)
MA-RTI:medically attended respiratory tract illness(医療機関の受診に至った気道疾患)
[解析計画]
[有効性]
主要評価項目の有効性解析の主たる解析対象集団は、乳児参加者の評価可能有効性集団とした。
多重性調整法を用いて、2つの主要評価項目(RSVを原因とするMA-LRTI及びRSVを原因とする高度のMA-LRTI)の検定を並列に行い、2つの主要評価項目のいずれか一方の帰無仮説が棄却〔信頼区間(CI)の下限が20%を超える〕される場合に試験成功とした
生後90日以内のRSVを原因とするMA-LRTI症例が少なくとも43例集積された後に、有効性を評価するために最大2回の中間解析を実施することとした。有意水準は中間解析に組み入れる症例の集積割合に基づき、Lan-DeMets法によるO’Brien-Fleming型のα消費関数を用いて算出した。中間解析での検定についても上述の固定順序法に基づいて実施し、生後90日時点で主要な有効性評価項目のいずれかで統計的な成功基準を満たした場合は本治験の有効中止を考慮することとした。生後90、120、150、180日以内に発現した高度のMA-LRTI、MA-LRTIに対するワクチン有効性の、母親参加者の治験薬接種時の妊娠週数に基づくサブグループ解析を実施することとした。また、日本部分集団についてサブグループ解析を実施することとした

[安全性]
本安全性の解析は記述的であり、正式な統計学的仮説には基づいていない。局所/全身反応、有害事象は頻度、割合及び両側95%CI(Clopper-Pearson)により要約した。また、特に注目すべき有害事象として、低出生体重児、早産児、発育遅延、SARS-CoV-2検査陽性の患者数及び割合を要約した。日本部分集団についてサブグループ解析を実施することとした

[免疫原性]
母親参加者に対しては本剤により誘導された免疫応答を、乳児参加者に対しては経胎盤移行したRSVに対する血清中和抗体価をそれぞれ評価することとし、RSV-A、RSV-B、及びRSV-A/RSV-B併合中和抗体価を算出した。各時点での幾何平均抗体価と両側95%CIは、抗体価の平均対数を累乗しStudentのt分布に基づいて対応するCI限界を累乗することで算出された。事前に規定された、特定の参加者サブセット(出産/出生時の妊娠週数、ワクチン接種から分娩までの期間、国、ワクチン接種時の年齢)別のサブグループ解析を実施した。

[解析対象集団]
解析対象集団を以下のように定義した
  • 評価可能有効性集団(乳児参加者)
以下の条件を満たしたすべての乳児参加者で構成される
1)本治験参加に適格と認められる
2)分娩14日前までに無作為割り付けされた治験ワクチンの接種を受けた母親参加者から生まれた
3)パリビズマブ又はその他のRSVを標的とするモノクローナル抗体を使用していない
4)治験実施計画書からの重大な逸脱がない
5)生後180日未満に20mL/kgを超える輸血(血液製剤の種類は問わない)を受けていない
  • 母親参加者の安全性集団
    無作為割り付けされ、治験ワクチン(本剤又はプラセボ)の接種を1回受けたすべての母親参加者で構成される
  • 乳児参加者の安全性集団
    母親参加者の安全性集団に含まれる女性参加者から生まれたすべての乳児参加者で構成される
  • 母親参加者の評価可能免疫原性集団
    本治験に適格で、無作為化された治験薬の接種を受け、指定された時間枠内(出産前~出産後48時間まで)に採血され、提案された分析に対して有効かつ確定的な結果が得られ、治験実施計画書からの重大な逸脱がない母親参加者で構成される。
  • 乳児参加者の評価可能免疫原性集団
    本治験に適格で、無作為化された治験薬の接種を受けた母親参加者から生まれ、指定された時間枠内に採取されたサンプル(出産当日に採取された臍帯血サンプル、又は出生後24時間以内、最大7日以内に採取された静脈血サンプル)があり、提案された分析に対して有効かつ確定的な結果が得られ、治験実施計画書からの重大な逸脱がない乳児参加者で構成される。
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CTD2.7.6.1), 承認時評価資料
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料
Kampmann B et al.: N Engl J Med 388(16): 1451, 2023
(本試験はファイザー株式会社の資金により実施された)

■治験参加者背景

母親参加者の背景(安全性集団)(中間解析)

*1 これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
*2 母親参加者1例で、治験薬接種時の妊娠期間が24週以上28週未満に分類されたが、実際は23週と6日であった
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.4), 承認時評価資料

乳児参加者の背景(安全性集団)(中間解析)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR4.4), 承認時評価資料

6.用法及び用量(抜粋)
〈妊婦への能動免疫による新生児及び乳児におけるRSウイルスを原因とする下気道疾患の予防〉
抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、妊娠24~36週の妊婦に、1回0.5mLを筋肉内に接種する。

母親参加者における主要安全性評価項目

[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後7日間の局所反応及び全身反応(中間解析)

電子日誌により評価した局所反応及び全身反応の発現状況 (安全性集団)

※ 電子添文では、「注射部位反応及び全身性の事象」と表記されています。電子添文をご参照ください
* n=3,638
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後1ヵ月間の有害事象①(中間解析)

カテゴリー別の治験薬接種後の有害事象(安全性集団)

*1 これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
*2 母親参加者への治験薬接種後30分以内に発現した有害事象
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.2.3), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後1ヵ月間の有害事象②(中間解析)

治験薬接種後1ヵ月間の有害事象*1(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)

*1 電子日誌に報告され評価された治験薬接種後7日間の局所反応及び全身反応を除く
*2 これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:母親参加者]治験薬接種後1ヵ月間の有害事象③(中間解析)

治験薬接種後1ヵ月間の重篤な有害事象

治験薬接種から1ヵ月間に重篤な有害事象は、本剤群で154例(4.2%)、プラセボ群で137例(3.7%)に報告されました。基本語別の有害事象(発現率0.2%以上)は、本剤群では子癇前症29例(0.8%)、早産13例(0.4%)、切迫分娩10例(0.3%)、妊娠高血圧、早産期前期破水各8例(0.2%)、胎児ジストレス症候群、早期分娩各7例(0.2%)、前期破水、胎盤早期剥離各6例(0.2%)、プラセボ群では子癇前症19例(0.5%)、妊娠高血圧12例(0.3%)、切迫分娩8例(0.2%)、早産7例(0.2%)、分娩停止、胎児ジストレス症候群各6例(0.2%)でした。※社内資料及び文献に、治験薬接種後1ヵ月間の死亡に至った有害事象のデータなし。
データカットオフ日2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:母親参加者]分娩後6ヵ月間の重篤な有害事象(中間解析)

治験薬接種から分娩後6ヵ月間に有害事象は、本剤群で1,060例(28.8%)、プラセボ群で1,000例(27.2%)に報告されました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群では早産206例(5.6%)、SARS-CoV-2検査陽性143例(3.9%)、子癇前症81例(2.2%)、プラセボ群では早産174例(4.7%)、SARS-CoV-2検査陽性111例(3.0%)、子癇前症67例(1.8%)でした。
治験薬接種から分娩後6ヵ月間に重篤な有害事象は、本剤群で598例(16.2%)、プラセボ群で558例(15.2%)に報告されました。主な基本語別の有害事象は、本剤群では子癇前症68例(1.8%)、胎児ジストレス症候群66例(1.8%)、妊娠高血圧41例(1.1%)、プラセボ群では胎児ジストレス症候群60例(1.6%)、子癇前症53例(1.4%)、分娩過程停止42例(1.1%)でした。

分娩後6ヵ月間の重篤な有害事象 (いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[安全性評価項目:母親参加者]死亡及び死産関連の有害事象(中間解析)

  • 死亡に至った有害事象として、本剤群で分娩後出血及び血液量減少性ショックが1例に報告されました。プラセボ群では報告されませんでした。
  • また、胎児に関連する母親参加者の安全性事象として子宮内胎児死亡が本剤群で11例(0.3%)、プラセボ群で10例(0.3%)に報告されました。
データカットオフ日:2022年9月2日
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料
乳児参加者における主要安全性評価項目

[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象①(中間解析)

カテゴリー別の生後1ヵ月間の有害事象(安全性集団)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR5.2.3), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象②(中間解析)

生後1ヵ月間の有害事象(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象③(中間解析)

生後1ヵ月間の重篤な有害事象(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後1ヵ月間の有害事象④(中間解析)

生後1ヵ月間の死亡に至った有害事象

出生から生後1ヵ月間に死亡に至った有害事象は、本剤群で2例(<0.1%)、プラセボ群で5例(0.1%)に報告されました。
基本語別の有害事象は、本剤群では胎便吸引症候群、早産児各1例(<0.1%)、プラセボ群では新生児仮死、新生児敗血症各2例(<0.1%)、胎便吸引症候群、多臓器機能不全症候群、肺高血圧症、心室低形成各1例(<0.1%)でした。
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後6、12、24ヵ月間の重篤な有害事象(中間解析)


・生後6ヵ月間の重篤な有害事象
出生から生後6ヵ月間に重篤な有害事象は、本剤群で595例(16.7%)、プラセボ群で585例(16.4%)に報告されました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群では新生児黄疸75例(2.1%)、新生児高ビリルビン血症、早産児各49例(1.4%)、プラセボ群では新生児黄疸66例(1.9%)、呼吸窮迫43例(1.2%)、早産児42例(1.2%)でした。

・生後12ヵ月間の重篤な有害事象
出生から生後12ヵ月間に重篤な有害事象は、本剤群で619例(17.3%)、プラセボ群で611例(17.2%)に報告されました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群では新生児黄疸75例(2.1%)、新生児高ビリルビン血症、早産児各49例(1.4%)、プラセボ群では新生児黄疸66例(1.9%)、呼吸窮迫43例(1.2%)、早産児42例(1.2%)でした。

※社内資料及び文献に、生後6ヵ月間の死亡に至った有害事象、生後12ヵ月間の死亡に至った有害事象のデータなし。
データカットオフ日2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料


・生後24ヵ月間の重篤な有害事象
出生から生後24ヵ月間に報告された重篤な有害事象は下表のとおりでした。
生後24ヵ月間で死亡に至った有害事象は、本剤群で5例(0.1%)、プラセボ群で12例(0.3%)に認められました。
主な基本語別の有害事象は、本剤群でエンテロウイルス感染症、胃腸炎、不明確な障害、間質性肺疾患、胎便吸引症候群、早産児、ライノウイルス感染症各1例(<0.1%)、プラセボ群では乳児突然死症候群3例(<0.1%)、新生児仮死、新生児敗血症各2例(<0.1%)でした。

生後24ヵ月間の重篤な有害事象(いずれかの群で発現率0.2%以上)(安全性集団)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:乳児参加者]生後6、12、24ヵ月間で新たに診断された慢性疾患(中間解析)

  • 出生から生後6ヵ月間に新たに診断された慢性疾患は、本剤群で45例(1.3%)、プラセボ群で57例(1.6%)に報告されました。
    主な疾患は、本剤群では湿疹10例(0.3%)、胃食道逆流症6例(0.2%)、アトピー性皮膚炎5例(0.1%)、プラセボ群では湿疹13例(0.4%)、アトピー性皮膚炎8例(0.2%)、胃食道逆流症6例(0.2%)でした。
  • 出生から生後12ヵ月間に新たに診断された慢性疾患は、本剤群で75例(2.1%)、プラセボ群で83例(2.3%)に報告されました。
    主な疾患は、本剤群では湿疹11例(0.3%)、胃食道逆流症7例(0.2%)、アトピー性皮膚炎6例(0.2%)、プラセボ群では湿疹17例(0.5%)、アトピー性皮膚炎9例(0.3%)、胃食道逆流症、牛乳アレルギー各7例(0.2%)でした。
  • 出生から生後24ヵ月間に新たに診断された慢性疾患は、本剤群で87例(2.4%)、プラセボ群で99 例(2.8%)に報告されました。
    主な疾患(発現率0.2%以上)は、本剤群では湿疹11例(0.3%)、胃食道逆流症、喘息、気管支反応性亢進、アトピー性皮膚炎各7例(0.2%)、食物アレルギー6例(0.2%)、プラセボ群では湿疹21例(0.6%)、アトピー性皮膚炎10例(0.3%)、胃食道逆流症、牛乳アレルギー各8例(0.2%)、喘息7例(0.2%)でした。
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[主要安全性評価項目:乳児参加者]特定の出生転帰(中間解析)

出生1、5、10分後のアプガースコア(安全性集団)

*これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
データカットオフ日:2022年9月2日
国際共同第Ⅲ相試験(C3671008試験)(2024年1月18日承認、CSR14), 承認時評価資料

[安全性評価項目:乳児参加者]特に注目すべき有害事象(中間解析)

特に注目すべき有害事象(安全性集団)

*1 これらの値はパーセント値計算の分母として使用された
*2 SARS-CoV-2に対するウイルス検査(PCR検査又は抗原検査)の結果が陽性の場合とし、MA-RTI visitの一環で報告されてない場合、SARS-CoV-2検査陽性として報告すること

データカットオフ日2022年9月2日
審査報告書(2024年01月18日)7.R, 承認時評価資料

(参考)アプガースコア1-3)

  • アプガースコアは、出生直後の新生児の呼吸、循環、中枢神経系の状態を迅速に評価し、長期的な神経学的予後を推定する
  • 通常、児娩出の1分後と5分後に採点され、1分後のアプガースコアからは、早急な蘇生やクベース管理などその後の特別な処置の必要性を示唆することができる。大多数の新生児は、1分後のアプガースコアが7~10点で示されるよい状態で生まれ、口腔や鼻咽頭の簡単な吸引と保温の処置が施されるだけである
  • しかしながら、アプガースコア4~6点は軽度から中等度の出生時仮死であり、呼吸は抑制され、筋緊張や刺激に対する反応は弱く、皮膚色は不良で青色を呈する。このような状態は児娩出直後すぐに診断できるために、1分間待つことなしに蘇生が開始される
1)Apgar V: Curr Res Anesth Analg 32(4): 260, 1953
2)瓦林達比古: 日本産婦人科学会雑誌 61(11): 555, 2009
3)医療情報科学研究所: 病気がみえる vol.15 小児科 第1版, メディックメディア, p120, 2022
乳児参加者における主要有効性評価項目

中間解析(主要な解析結果)

[主要評価項目:乳児参加者]生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とするMA-LRTI(EAC確定) [検証的解析結果](中間解析)

RSVを原因とするMA-LRTIに対するワクチン有効性は、生後90日以内では57.1%(99.5%CI: 14.7, 79.8)であり、CIの下限が20%を上回らなかったため、本評価項目の成功基準を満たしませんでした

RSVを原因とするMA-LRTIの累積発現率(評価可能有効性集団)

これらの値はパーセント値計算の分母として使用されたワクチン有効性を本剤の単回接種を受けた母親参加者から出生した乳児参加者における評価項目のプラセボ群に対する本剤群の相対リスク減少率と定義し、1–(P/[1-P])より算出した。Pは本剤群の感染者数を総感染者数で除したものである。主要評価項目におけるワクチン有効性の成功基準は、CIの下限が20%を上回ることであった。生後90日時点のワクチン有効性が事前に規定した統計的な成功基準を満たさなかったため、生後120日以降は事後解析結果である中間解析の実施及び2つの主要評価項目の設定による評価の多重性を考慮し、生後90日以内では両側99.5%CI(α消費関数により決定され、Bonferroni法により調整)、それ以降の評価時点では両側97.58%CI(Bonferroni法により調整された両側α=0.0483に基づく)を示した出生後72時間MA-LRTI:medically attended lower respiratory tract illness(医療機関の受診に至った下気道疾患)
データカットオフ日:2022年9月30日
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料

[主要評価項目:乳児参加者]生後90、120、150、180日以内に発現したRSVを原因とする高度のMA-LRTI(EAC確定)[検証的解析結果](中間解析)

RSVを原因とする高度のMA-LRTIに対するワクチン有効性は、生後90日以内では81.8(99.5%CI: 40.6, 96.3)であり、CIの下限が20%を上回ったことから、本評価項目の成功基準を満たしました

RSVを原因とする高度のMA-LRTIの累積発現率(評価可能有効性集団)

これらの値はパーセント値計算の分母として使用されたワクチン有効性を本剤の単回接種を受けた母親参加者から出生した乳児参加者における評価項目のプラセボ群に対する本剤群の相対リスク減少率と定義し、1–(P/[1–P])より算出した。Pは本剤群の感染者数を総感染者数で除したものである。主要評価項目におけるワクチン有効性の成功基準は、CIの下限が20%を上回ることであった中間解析の実施及び2つの主要評価項目の設定による評価の多重性を考慮し、生後90日以内では両側99.5%CI(α消費関数により決定され、Bonferroni法により調整)、それ以降の評価時点では両側97.58%CI(Bonferroni法により調整された両側α=0.0483に基づく)を示した出生後72時間MA-LRTI:medically attended lower respiratory tract illness(医療機関の受診に至った下気道疾患)
データカットオフ日:2022年9月30日
審査報告書(2024年01月18日)7.3, 承認時評価資料

[副次評価項目:乳児参加者]生後90、120、150、180、360日以内のRSVを原因とする入院(EAC確定)(中間解析)

RSVを原因とする入院は、生後90、120、150、180日以内ではワクチン有効性のCIの下限が0%を上回り、本評価項目の成功基準を満たしました。
生後360日以内では成功基準を満たしませんでした。

RSVを原因とする入院(評価可能有効性集団)

これらの値はパーセント値計算の分母として使用されたワクチン有効性は1‒(P/[1‒P])より算出した。Pは本剤群の感染者数を総感染者数で除したものである。CIは、Bonferroni法及び主要評価項目の結果を考慮して調整し、両側99.17%を示した。副次評価項目におけるワクチン有効性の成功基準は、CIの下限が0%を上回ることであった出生後72時間データカットオフ日:2022年9月30日
審査報告書(2024年01月18日)7.R, 承認時評価資料
2026年3月作成 ABR39Q009A
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