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「接種不適当者を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。
RCTとRWE(観察研究)の相互補完関係
RWEの強み
RWEの限界
RCT:無作為化比較試験、RWE:リアルワールドエビデンス
1)Katkade VB et al.: J Multidiscip Healthc 11: 295, 2018
2)Sarri G:Front Pharmacol 13: 905820, 2022
Virtual SARS-CoV-2, Influenza, and Other respiratory viruses Network 2023年10月~2024年3月
RSV関連入院に至った患者群の患者背景
*: RSV検査は入院前10日から入院後72時間の間に実施した。RSV検査を複数回実施した場合は陰性判定よりも陽性判定、次に分子アッセイ検査よりも入院日に最も近い検査、ウイルス培養検査、迅速分子学的検査よりも分子学的検査、迅速抗原検査よりも分子学的検査、蛍光抗体検査よりも迅速抗原検査、血清学的検査よりも蛍光抗体検査の結果を優先した。1施設では蛍光抗体検査または血清学的検査の結果が収集されていなかった。ウイルス培養検査、分子検査、迅速分子検査、そして陽性の迅速抗原検査の結果はすべて含まれ、陰性の迅速抗原検査、蛍光抗体検査、血清検査の結果は除外された。
†: RSV陽性例とRSV陰性例の分布の差を示す。
‡: 複数のワクチンを接種した場合、2023年6月21日以前にワクチン接種を受けた場合、入院日の0~13日前にワクチン接種を受けた場合、ワクチンの種類が未収集または不明の場合は除外した。
§: ワクチン未接種例とワクチン接種例の分布の差を示す。
¶: 電子健康記録に人種/民族が入力されていなかった患者を含む。
||: ヒスパニック系以外の民族で、次のいずれかの人種を申告した患者を含む:アメリカンインディアンまたはアラスカ先住民、アジア人、ハワイ先住民またはその他の太平洋諸島民、その他の人種、複数の人種
**: 社会的脆弱性指数は居住地の国勢統計区に基づいて定義した。
††: RSV検査で陽性または陰性となった直近の検体採取日または入院日(検査が入院後に行われた場合)と定義した。
‡‡: 肺疾患、心血管疾患、脳血管疾患、神経筋疾患、血液疾患、内分泌/代謝疾患、腎疾患、胃腸疾患を含む。
§§: RSVワクチンの種類が不明であった1例は除外した。
Payne AB et al.: Lancet 404(10462): 1547, 2024(著者にファイザー社より本研究とは別の研究に対して支援を受けた者が含まれました)
[有効性]
RSV関連入院及びRSV関連救急外来受診に対するアブリスボのワクチン有効性
免疫不全のない60歳以上の成人におけるRSV関連入院及びRSV関連救急外来受診に対するアブリスボのワクチン有効性の推定値
*1 ワクチン接種を受けた患者は、入院および救急外来受診の指標日の少なくとも14日前に、承認されたRSVワクチンを1回接種した。
*2 年齢、人種、民族、性別、基礎疾患、社会的脆弱性指数、施設、暦日、地域により調整。
Payne AB et al.: Lancet 404(10462): 1547, 2024(著者にファイザー社より本研究とは別の研究に対して支援を受けた者が含まれました)より改変
KPSCスタディ フローチャート
a: 回収不能な迅速検査用検体や、インフルエンザ及びSARS-CoV-2陽性であったがRSV検査が行われなかった検体が含まれる。
b: アブリスボの接種に対応していない施設におけるワクチン未接種の救急外来/入院症例を含む。
患者背景
a: その他にはアメリカン・インディアン、他の人種・民族分類またはそれらの混血として自己認識した個人を含む。
[有効性]
RSV関連LRTDによる入院および救急外来受診に対するワクチン有効性
RSV関連LRTDによる入院および救急外来受診に対するワクチン有効性
*1: 年齢、性別、イベント発現時期、人種/民族、チャールソン併存疾患指数、過去の外来受診、過去の入院受診、過去の救急外来受診を調整因子とした。
*2: 1例は93歳チャールソン併存疾患指数6、もう1例は63歳チャールソン併存疾患指数4。
[有効性]
患者背景、重症度別のRSV関連LRTDによる入院または救急外来受診に対するワクチン有効性
RSV関連LRTDによる入院または救急外来受診に対するワクチン有効性(患者背景、重症度別)
*1: 年齢、性別、イベント発現時期、人種/民族、チャールソン併存疾患指数、過去の外来受診、過去の入院受診、過去の救急外来受診を調整因子とした。
*2: このエンドポイントに含まれる95%CIは他のエンドポイントとの比較のために提供された。このエンドポイントに関する事前に規定された正式な中間解析では99.99%CIは(-754, 100)が使用された。
*3: この推定値は喘息、慢性閉塞性肺疾患、うっ血性心不全、冠動脈疾患、その他の慢性的な肺、心、腎、肝疾患、糖尿病、神経疾患、脳卒中、自己免疫疾患、免疫不全状態および免疫抑制剤、HIV、AIDS、がん、臓器移植、血液疾患など基礎疾患に基づく重症化リスクが高い人に限定される。
「接種不適当者を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。
60歳以上の成人を対象にアブリスボの有効性、免疫原性及び安全性を評価した国際共同第Ⅲ相有効性試験(C3671013試験:RENOIR試験)[検証試験]
社内資料:国際共同第Ⅲ相試験(C3671013試験)
社内資料:人口統計学的特性およびその他の特性(安全性集団)(2024年承認時評価資料)
社内資料:カテゴリー別有害事象の概要(2024年承認時評価資料)
審査報告書(2024年03月26日)7.3.1, 承認時評価資料
審査報告書(2024年03月26日)7.R.1.1, 承認時評価資料
Walsh EE et al.: N Engl J Med 388(16): 1465, 2023(本試験はファイザー社の資金により実施された)
電子添文2025年9月改訂(第3版)
■試験概要
[目的]
60歳以上の成人における、アブリスボ(以下、本剤)接種による安全性、免疫原性※及びRSウイルス(RSV)を原因とする下気道疾患(LRTI-RSV)の予防に対する有効性を評価する。
※ 本試験での60歳以上の成人における免疫原性の評価については電子添文では言及されているが、試験の目的としては探索的なため、記載していない。
[デザイン]
第Ⅲ相、多施設共同、無作為化、二重盲検、プラセボ対照試験(中間解析[主要な解析結果]:データカットオフ日 2022年7月14日)
[対象]
健康又は安定した慢性疾患を有する60歳以上の成人34,383例(無作為割り付け時)
[方法]
治験参加者を本剤群(120㎍*1)又はプラセボ群に1:1の比で無作為割り付け後、治験薬を筋肉内に単回接種し、15日目(治験薬接種日を1日目とする)から最初のRSV流行期の間及び2回目のRSV流行期の間※、急性呼吸器疾患(ARI)症状についてサーベイランスを行った。治験薬接種後1ヵ月時まで有害事象を収集し、治験参加期間を通じて新たに診断された慢性疾患、及び重篤な有害事象を収集した。さらに、採血又は鼻腔スワブの採取後48時間以内に発現した治験手順と関連する有害事象を収集した。
また、米国及び日本の一部の治験実施医療機関からの治験参加者7,169例(本剤群:3,630例、プラセボ群:3,539例)において治験薬接種後7日間、事前に規定した注射部位反応及び全身性の事象を電子日誌に収集し評価した。
※ 本試験の有効性中間解析データはデータカットオフ日(2022年7月14日)時点で、最初のRSV流行期の期間に同定された有効性評価項目の初発例から得られたものである。
用法及び用量(抜粋)
〈60歳以上の者におけるRSウイルスによる感染症の予防〉 抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、1回0.5mLを筋肉内に接種する。
[評価項目]
主要評価項目
副次評価項目※2
安全性
■治験参加者背景(安全性集団)
用法及び用量(抜粋)
〈60歳以上の者におけるRSウイルスによる感染症の予防〉 抗原製剤を専用溶解用液全量で溶解後、1回0.5mLを筋肉内に接種する。
■治験参加者の内訳(安全性集団)
中間解析(主要な解析結果)
[主要評価項目]治験薬接種後最初のRSV流行期における2つ以上の症状を有するLRTI-RSV初発例(検証的解析結果)
治験薬接種後最初のRSV流行期における2つ以上の症状を有するLRTI-RSV初発例[15日目からARIサーベイランスのデータカットオフ日(2022年7月8日)まで]は、本剤群で11例、プラセボ群で33例に認められ、ワクチン有効性は66.7%(96.66%CI:28.8, 85.8)でした。ワクチン有効性のCIの下限が20%を上回り、事前に規定した本評価項目の成功基準を満たしました。
治験薬接種後最初のRSV流行期における2つ以上の症状を有するLRTI-RSV初発例の累積発現例数及びワクチン有効性(評価可能有効性集団)
[主要評価項目]治験薬接種後最初のRSV流行期における3つ以上の症状を有するLRTI-RSV初発例(検証的解析結果)
治験薬接種後最初のRSV流行期における3つ以上の症状を有するLRTI-RSV初発例[15日目からARIサーベイランスのデータカットオフ日(2022年7月8日)まで]は、本剤群で2例、プラセボ群で14例に認められ、ワクチン有効性は85.7%(96.66%CI:32.0, 98.7)でした。ワクチン有効性のCIの下限が20%を上回り、事前に規定した本評価項目の成功基準を満たしました。
治験薬接種後最初のRSV流行期における3つ以上の症状を有するLRTI-RSV初発例の累積発現例数及びワクチン有効性(評価可能有効性集団)
中間解析(主要な解析結果)
[安全性]治験薬接種後7日間の注射部位反応及び全身性の事象
治験薬接種後7日間に治験参加者から報告された注射部位反応及び全身性の事象の発現状況は以下のとおりでした。
注射部位反応及び全身性の事象の重症度の大部分は軽度から中等度であり、発現から1~2日で消失しました。
電子日誌に報告された注射部位反応及び全身性の事象の発現状況(電子日誌サブセット安全性集団)
[安全性]治験薬接種後1ヵ月間の有害事象
カテゴリー別の治験薬接種後1ヵ月間の有害事象(安全性集団)
治験薬接種後1ヵ月間の有害事象(いずれかの群で発現割合0.2%以上)(安全性集団)
[安全性]治験薬接種後の試験期間中の有害事象
カテゴリー別の治験薬接種後の試験期間中の有害事象(安全性集団)
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