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有効性・安全性有効性・安全性【60歳以上の成人】国際共同第Ⅲ相試験:プレベナー13/23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチンに対するプレベナー20の非劣性試験 B7471009試験(海外データ:日本、韓国、台湾)【60〜64歳の成人】海外第Ⅱ相試験:プレベナー20の安全性及び免疫原性の評価 B7471002試験(海外データ:米国)【6歳以上65歳未満】国内第Ⅲ相試験:肺炎球菌ワクチン未接種者を対象としたプレベナー13の非盲検試験 B1851172試験(日本)【18歳以上の成人】海外第Ⅲ相試験:プレベナー13/23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチンに対するプレベナー20の非劣性試験 B7471007試験(海外データ:米国、スウェーデン)
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〈高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者〉海外第Ⅲ相試験:プレベナー13/23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチンに対するプレベナー20の非劣性試験                            
B7471007試験(海外データ:米国、スウェーデン)
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験) 承認時評価資料

接種不適当者を含む注意事項等情報は、電子添文 をご参照ください。※プレベナー20ページから離れます。

本試験には国内の承認内容と異なる対象(18~64歳の成人)が含まれますが、本試験が肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者に対する適応承認取得時の評価資料となっていることから、その結果を記載します。

試験概要

 目的 

米国及びスウェーデンの18歳以上の成人にプレベナー20(PCV20)を接種したときの安全性を評価し、免疫原性を比較する。PCV20の20種類の血清型のうち、13共通血清型はプレベナー13(PCV13)と比較し、7追加血清型は23価肺炎球菌ポリサッカライドワクチン(PPSV23)と比較する。また、基礎疾患又は重篤な肺炎球菌感染症罹患リスクを高める他の因子(喘息、糖尿病、慢性肺疾患、喫煙等)を有する18歳以上の成人にPCV20を接種したときに誘導される20血清型に対する免疫応答を評価する。

 試験デザイン 

多施設共同、実薬対照、無作為化、二重盲検、非劣性試験

 対象 

18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人3,902例(無作為化された被験者)

 方法 

組み入れ時の年齢に基づいて以下の3コホートのいずれかに組み入れ、PCV20接種群又は対照群に無作為に割り付けた。

コホート1 

60歳以上の被験者について年齢を層別因子として1:1の比率で2接種群(PCV20/生理食塩液群及びPCV13/PPSV23群)のいずれかに無作為に割り付けた。PCV20/生理食塩液群の被験者は、接種1回目にPCV20、その1ヵ月後(28~42日後)に接種2回目として生理食塩液、それぞれ0.5mLを筋肉内に注射した。PCV13/PPSV23群(対照ワクチン群)の被験者は、接種1回目にPCV13、その1ヵ月後(28~42日後)に接種2回目としてPPSV23を接種した。

コホート2 

50~59歳の被験者を3:1の比率で2接種群(PCV20群及びPCV13群)のいずれかに無作為に割り付けた。両群ともPCV20又はPCV13 0.5mLを1回筋肉内に注射した。

コホート3 

18~49歳の被験者を3:1の比率で2接種群(PCV20群及びPCV13群)のいずれかに無作為に割り付けた。両群ともPCV20又はPCV13 0.5mLを1回筋肉内に注射した。

 評価項目及び方法 

免疫原性

Visit 1(PCV20又はPCV13の接種前)、Visit 2(コホート1:生理食塩液又はPPSV23の接種前、コホート2及び3:Visit 1の28~42日後)及びVisit 3(コホート1のみ2回目接種1ヵ月後)に血液検体を採取した。コホート1ではVisit 1及びVisit 2、コホート2及び3ではVisit 2に採取した血清を用いて、PCV20(1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)に含まれる血清型に対するオプソニン化貪食活性(OPA)抗体価を測定した。また、コホート1ではVisit 3に採取した血清を用いて、7追加血清型(8、10A、11A、12F、15B、22F及び33F)に対するOPA抗体価を測定した。
OPA抗体価は、PCV13の承認取得時に検証された有効な主要評価項目である。OPA抗体価を用いてPCV20のPCV13又はPPSV23に対する非劣性が示された場合は、同程度のワクチン有効性と直接的な予防効果が予想される。一方、成人で肺炎球菌感染症の予防効果を予測できるOPA抗体価の下限は明確ではない。したがって、新規に開発されるワクチンが非劣性を示さなかった場合に、同程度のワクチン有効性を示さないということには必ずしもならない。また、PCV20が対照ワクチンに対して臨床的に同程度であると評価するにあたり、すべての共主要評価項目に厳格な統計学的非劣性基準を適用した治験で検出力を高めることは、その統計的精度を向上させることに比べ、過剰とみなされる試験規模(治験参加者数)になりえる。そのため本試験では、統計学的な非劣性基準を満たさなかった血清型をさらに評価するために、20血清型に対しPCV13やPPSV23と同程度の有効性を示すか否かを、より正確に予測しうるTotality of Dataによる総合的な評価を計画した。Totality of Dataによる評価では、OPA抗体価の逆累積分布曲線に加えて、非劣性を示さなかった血清型における両側95%CI下限と非劣性基準との相対的な定量評価や、血清型に対する免疫応答の特性(ワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA幾何平均上昇倍率[OPA GMFR]、OPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合、OPA抗体価が定量下限以上であった被験者の割合)を含めた。

安全性

ワクチン接種後(コホート1では1回目接種後)、局所反応は10日間、全身反応及び解熱剤又は鎮痛剤の使用については7日間、電子日誌に毎晩記録した。有害事象、重篤な有害事象及び新たに診断された慢性疾患(NDCMC)の収集期間は、有害事象はコホート1では被験者の同意取得時からVisit 3まで、コホート2及び3では被験者の同意取得時からVisit 2まで収集した。重篤な有害事象及びNDCMCは、すべての被験者について同意取得時から最終来院時(試験開始6ヵ月後)まで収集した。また、ワクチン接種後30分以内に発現した急性反応を評価し、即時型有害事象として記録した。

■免疫原性

主要評価項目(血清型特異的OPA抗体価に関する非劣性検証)
コホート1:60歳以上

60歳以上の被験者の13共通血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価[検証的評価項目]60歳以上の被験者の7追加血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価[検証的評価項目]

副次評価項目    
(非劣性の評価)コホート2:50〜59歳 

60~64歳の被験者に対する50~59歳の被験者の20血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価

(非劣性の評価)コホート3:18〜49歳 

60~64歳の被験者に対する18~49歳の被験者の20血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価

全コホート

20血清型におけるワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA幾何平均上昇倍率(GMFR)20血清型におけるワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合 等コホート1において「ワクチン接種1ヵ月後(28~42日)」は、PCV20接種1ヵ月後(PCV20/生理食塩液群)、又はPCV13接種1ヵ月後(13共通血清型の比較、PCV13/PPSV23群)もしくはPPSV23接種1ヵ月後(7追加血清型の比較、PCV13/PPSV23群)とした。

探索的評価項目 
全コホート

血清型15Cのワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合20血清型におけるワクチン接種1ヵ月後のOPA抗体価(重篤な肺炎球菌感染症罹患リスクの高い被験者a)) 等 喘息、糖尿病、慢性肺疾患、喫煙 等

■安全性

主要評価項目

ワクチン接種後10日間における局所反応(発赤、腫脹、注射部位疼痛)    ワクチン接種後7日間における全身反応(発熱、頭痛、疲労、筋肉痛、関節痛)ワクチン接種1ヵ月後までに報告された有害事象ワクチン接種6ヵ月後までに報告された重篤な有害事象及びNDCMC

その他の評価項目

死亡、治験中止に至った有害事象 等

 解析計画 

ワクチン接種前及び接種1ヵ月後の各血清型に対するOPA幾何平均抗体価(GMT)及び両側95%CIは、対数変換した測定結果に基づき算出した平均値及びt分布に基づくCIを原尺度に逆変換して算出した。各血清型のOPA抗体価の幾何平均比(GMR)及びCIを算出するための主要な方法として、年齢、ベースラインのOPA抗体価、性別、喫煙状況、接種群を要因に含む線形回帰モデルにより、モデルで調整した各群の最小二乗GMT及びその両側95%CIに基づき、血清型特異的OPA GMR及びその両側95%CIを算出した。

■非劣性の検証

各血清型における非劣性は、PCV13/PPSV23群に対するPCV20/生理食塩液群のOPA GMRの両側95%CIの下限が、0.5(2倍基準)を上回った場合に示されることとした。コホート1において非劣性が示された場合、ブリッジング解析として、コホート1(60~64歳の被験者)に対するコホート2(50~59歳の被験者)又はコホート3(18~49歳の被験者)のOPA GMRのCIの下限が、それぞれ0.5(2倍基準)を上回った場合に各血清型における非劣性が示されることとした。

■副次評価項目

OPA GMFRは、対数尺度の測定結果の差(接種1ヵ月後-ベースライン)の平均値を原尺度に逆変換することにより算出した。両側95%CIは、Student t分布に基づく対数尺度の差の平均値とそのCIについて原尺度に逆変換することにより算出した。ワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合の両側95%CIは、Clopper-Pearson法を用いて算出した。

■探索的評価項目

重篤な肺炎球菌感染症罹患リスクの高い被験者におけるOPA抗体価及びその両側95%CIは、Student t分布に基づきOPA抗体価の対数尺度の平均値及び両側95%CIを算出し、それらを原尺度に逆変換することにより算出した。

■安全性

すべての忍容性及び安全性の結果を、コホートごとに要約した。各接種群の2値評価項目の95%CIはClopper-Pearson法により算出した。各2値評価項目の群間差の95%CIは、Miettinen-Nurminen法により算出した。

試験デザイン

コホート1:60歳以上

コホート2:50〜59歳、コホート3:18〜49歳

国内のPCV13はPCV20に切り換わり販売終了致しました。​​​​​​

4. 効能又は効果(抜粋)
〇高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者
肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による感染症の予防

人口統計学的特性被験者の人口統計学的特性(安全性解析対象集団)

4. 効能又は効果(抜粋)
〇高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者
肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による感染症の予防

免疫原性(1)60歳以上の被験者の13共通血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価、及び60歳以上の被験者の7追加血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価(主要評価項目、検証的評価項目)

①13共通血清型

60歳以上の被験者(コホート1)において、ワクチン(PCV20又はPCV13)接種1ヵ月後のOPA GMR(PCV13/PPSV23群に対するPCV20/生理食塩液群の比)の両側95%CI下限が、全13共通血清型で0.5(2倍基準、非劣性マージン)を上回ったことから、PCV20の免疫応答のPCV13に対する非劣性が示されました。

②7追加血清型

60歳以上の被験者(コホート1)において、ワクチン(PCV20又はPPSV23)接種1ヵ月後のOPA GMR(PCV13/PPSV23群に対するPCV20/生理食塩液群の比)の両側95%CI下限が、7追加血清型のうち6血清型で0.5(2倍基準)を上回ったことから、6血清型におけるPCV20の免疫応答のPPSV23に対する非劣性が示されました。血清型8は両側95%CIの下限が0.49であり、血清型8におけるPCV20の免疫応答のPPSV23に対する非劣性が示されませんでした。

60歳以上の被験者におけるPCV13又はPPSV23接種1ヵ月後に対するPCV20接種1ヵ月後のOPA GMR

GMTは、ワクチン接種群、性別、喫煙状況、1回目ワクチン接種時の年齢(連続変数)、ベースライン時の対数変換したOPA抗体価を要因に含む回帰モデルに基づく最小二乗平均値を逆変換することにより算出した。GMR(PCV20/PCV13又はPPSV23)及び両側CIは、上記と同じ回帰モデルに基づく最小二乗平均の差と対応するCIを逆変換することにより算出した。PCV20/生理食塩液群は、すべて1回目接種1ヵ月後、PCV13/PPSV23群は、13共通血清型が1回目接種1ヵ月後、7追加血清型が2回目接種1ヵ月後の測定値を用いた。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変
(2)60~64歳の被験者に対する50~59歳の被験者の20血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価
(副次評価項目)

50~59歳の被験者(コホート2)と60~64歳の被験者において、ワクチン(PCV20)接種1ヵ月後のOPA GMR(60~64歳の被験者に対するコホート2の比)の両側95%CI下限が、全20血清型で0.5(2倍基準、非劣性マージン)を上回ったことから、コホート2の免疫応答の60~64歳の被験者に対する非劣性が示されました。

60~64歳の被験者に対する50~59歳の被験者のPCV20接種1ヵ月後のOPA GMR

GMTは、コホート、性別、喫煙状況、ベースライン時の対数変換したOPA抗体価を要因に含む回帰モデルに基づく最小二乗平均値を逆変換することにより算出した。GMR(コホート1のPCV20/生理食塩液群[60~64歳の被験者]に対するコホート2のPCV20群の比)及び両側CIは、上記と同じ回帰モデルに基づく最小二乗平均の差と対応するCIを逆変換することにより算出した。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変
(3)60~64歳の被験者に対する18~49歳の被験者の20血清型におけるPCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価
(副次評価項目)

18~49歳の被験者(コホート3)と60~64歳の被験者において、ワクチン(PCV20)接種1ヵ月後のOPA GMR(60~64歳の被験者に対するコホート3の比)の両側95%CI下限が、全20血清型で0.5(2倍基準、非劣性マージン)を上回ったことから、コホート3の免疫応答の60~64歳の被験者に対する非劣性が示されました。

60~64歳の被験者に対する18~49歳の被験者のPCV20接種1ヵ月後のOPA GMR

GMTは、コホート、性別、喫煙状況、ベースライン時の対数変換したOPA抗体価を要因に含む回帰モデルに基づく最小二乗平均値を逆変換することにより算出した。GMR(コホート1のPCV20/生理食塩液群[60~64歳の被験者]に対するコホート3のPCV20群の比)及び両側CIは、上記と同じ回帰モデルに基づく最小二乗平均の差と対応するCIを逆変換することにより算出した。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変
(4)20血清型におけるワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA GMFR(副次評価項目)

60歳以上の被験者
①13共通血清型

60歳以上の被験者(コホート1)において、ワクチン(PCV20又はPCV13)接種1ヵ月後のOPA抗体価は接種前から上昇し、OPA GMFRはPCV20/生理食塩液群で4.8(血清型3)~34.3(血清型6A)、PCV13/PPSV23群で5.8(血清型3)~42.6(血清型6A)でした。

②7追加血清型

60歳以上の被験者(コホート1)において、ワクチン(PCV20又はPPSV23)接種1ヵ月後のOPA抗体価は接種前から上昇し、OPA GMFRはPCV20/生理食塩液群で7.5(血清型33F)~78.5(血清型22F)、PCV13/PPSV23群で5.7(血清型33F)~47.3(血清型12F)でした。PCV20の血清型8は、接種前に対する接種1ヵ月後のGMFRが22.1であり、この値はPCV13/PPSV23群におけるPCV13接種後の13共通血清型のOPA GMFRの範囲内(5.8~42.6)でした。

60歳以上の被験者のワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA GMFR

GMFRとその両側CIは、上昇倍率の対数値の平均値及びそのCI(Student t分布に基づく)を逆変換することにより算出した。OPA GMFRは接種前に対する接種後の上昇倍率(接種1ヵ月後/接種前)より算出した。PCV20/生理食塩液群は、すべてワクチン接種前と1回目接種1ヵ月後、PCV13/PPSV23群は、13共通血清型がワクチン接種前と1回目接種1ヵ月後、7追加血清型がワクチン接種前と2回目接種1ヵ月後の測定値を用いた。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変

50~59歳の被験者

50~59歳の被験者(コホート2)において、ワクチン(PCV20)接種1ヵ月後のOPA抗体価は全20血清型で接種前から上昇し、OPA GMFRは50~59歳の被験者で5.1(血清型3)~107.3(血清型12F)でした。

50~59歳の被験者のワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA GMFR

GMFRとその両側CIは、上昇倍率の対数値の平均値及びそのCI(Student t分布に基づく)を逆変換することにより算出した。OPA GMFRは接種前に対する接種後の上昇倍率(接種1ヵ月後/接種前)より算出した。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変

18~49歳の被験者

18~49歳の被験者(コホート3)において、ワクチン(PCV20)接種1ヵ月後のOPA抗体価は全20血清型で接種前から上昇し、OPA GMFRは18~49歳の被験者で4.8(血清型3)~171.1(血清型12F)でした。

18~49歳の被験者のワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA GMFR

GMFRとその両側CIは、上昇倍率の対数値の平均値及びそのCI(Student t分布に基づく)を逆変換することにより算出した。OPA GMFRは接種前に対する接種後の上昇倍率(接種1ヵ月後/接種前)より算出した。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変
(5)20血清型におけるワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合
(副次評価項目)

60歳以上の被験者
①13共通血清型

60歳以上の被験者(コホート1)において、ワクチン(PCV20又はPCV13)接種1ヵ月後のOPA抗体価が接種前から4倍以上上昇した被験者の割合は、PCV20/生理食塩液群で55.6(血清型5)~80.5%(血清型6A)、PCV13/PPSV23群で54.0(血清型14)~84.0%(血清型6A)でした。

②7追加血清型

60歳以上の被験者(コホート1)において、ワクチン(PCV20又はPPSV23)接種1ヵ月後のOPA抗体価が接種前から4倍以上上昇した被験者の割合は、PCV20/生理食塩液群で59.2(血清型11A)~87.4%(血清型12F)、PCV13/PPSV23群で51.9(血清型11A)~86.8%(血清型8)であった。血清型8は、PCV20/生理食塩液群で77.8%であり、この値はPCV13/PPSV23群におけるPCV13接種後の13共通血清型に対する割合の範囲内(54.0~84.0%)でした。

60歳以上の被験者のワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合

Clopper-Pearson法を用いて正確な両側95%CIとして算出した。PCV20/生理食塩液群は、すべてワクチン接種前と1回目接種1ヵ月後、PCV13/PPSV23群は、13共通血清型がワクチン接種前と1回目接種1ヵ月後、7追加血清型がワクチン接種前と2回目接種1ヵ月後の測定値を用いた。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変

50~59歳の被験者

ワクチン(PCV20)接種1ヵ月後のOPA抗体価が接種前から4倍以上上昇した被験者の割合は、全20血清型について、50~59歳の被験者(コホート2)で54.8(血清型5)~93.2%(血清型12F)でした。

50~59歳の被験者のワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合

Clopper-Pearson法を用いて正確な両側95%CIとして算出した。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変

18~49歳の被験者

ワクチン(PCV20)接種1ヵ月後のOPA 抗体価が接種前から4倍以上上昇した被験者の割合は、全20血清型について、18~49歳の被験者(コホート3)で47.3(血清型11A)~96.7%(血清型6A)でした。

18~49歳の被験者のワクチン接種前に対する接種1ヵ月後のOPA抗体価が4倍以上上昇した被験者の割合

Clopper-Pearson法を用いて正確な両側95%CIとして算出した。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変
(6)20血清型におけるワクチン接種1ヵ月後のOPA抗体価
(重篤な肺炎球菌感染症罹患リスクの高い被験者)(探索的評価項目)

全3コホートを併合した評価可能免疫原性集団では、ワクチン(PCV20)を接種した2073例中648例が肺炎球菌感染症に罹患するリスク因子を有しており、1425例がリスク因子を有していませんでした。
PCV20接種1ヵ月後のOPA抗体価は接種前から上昇し、リスク因子ありの集団のOPA抗体価は41.9(血清型3)~5031.9(血清型33F)でした。

重篤な肺炎球菌感染症罹患リスクの高い被験者におけるワクチン接種1ヵ月後のOPA抗体価

喘息、糖尿病、慢性肺疾患、喫煙 等OPA抗体価とその両側CIは、Student t分布に基づきOPA抗体価の自然対数尺度の平均値及び両側95%CIを算出し、それらを原尺度に逆変換することにより算出した。
社内資料 海外第Ⅲ相試験(非劣性試験、18歳以上の肺炎球菌ワクチン接種歴のない成人、B7471007試験)承認時評価資料より改変

4. 効能又は効果(抜粋)
〇高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者
肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による感染症の予防

安全性(1)ワクチン接種後10日間における局所反応(主要評価項目)

PCV20又はPCV13接種後10日間に局所反応が報告された被験者の割合は、60歳以上の被験者では、PCV20/生理食塩液群で57.4%(864/1505例)、PCV13/PPSV23群で56.0%(830/1483例)、50~59歳の被験者では、PCV20群で72.8%(241/331例)、PCV13群で70.3%(78/111例)、18~49歳の被験者では、PCV20群で81.2%(272/335例)、PCV13群で82.1%(92/112例)でした。

接種後10日間における局所反応の発現割合(安全性解析対象集団)

接種後に、2cmを超える発赤、2cmを超える腫脹、注射部位疼痛のいずれかが認められた被験者電子日誌より評価した例数重症度が「重度」として報告された事象:「発赤」及び「腫脹」は長径が10cmを超える、「注射部位疼痛」は日常活動を妨げる
(2)ワクチン接種後7日間における全身反応(主要評価項目)

PCV20又はPCV13接種後7日間に全身反応が報告された被験者の割合は、60歳以上の被験者では、PCV20/生理食塩液群で55.2%(831/1505例)、PCV13/PPSV23群で55.4%(822/1483例)、50~59歳の被験者では、PCV20群で69.5%(230/331例)、PCV13群で67.6%(75/111例)、18~49歳の被験者では、PCV20群で79.4%(266/335例)、PCV13群で83.0%(93/112例)でした。

接種後7日間における全身反応の発現割合(安全性解析対象集団)

接種後1日目から7日目までの間に38.0℃以上の発熱、疲労、頭痛、筋肉痛、関節痛のいずれかが認められた被験者電子日誌より評価した例数重症度が「重度」として報告された事象:疲労、頭痛、筋肉痛、関節痛は日常活動を妨げる 38.0℃以上。38.9℃超~40.0℃の場合に、重症度が重度(Grade 3)とした。また、コホート1のPCV20/生理食塩液群で5例、PCV13/PPSV23群で3例の被験者に40℃を超える発熱が生じた。コホート2のPCV20群で1例の被験者に40℃を超える発熱が生じた。コホート3で40.0℃を超える発熱の報告はなかった。
(3)ワクチン接種1ヵ月後までに報告された有害事象(主要評価項目)

60歳以上の被験者における1回目のワクチン接種(PCV20又はPCV13)時点から1ヵ月後までに報告されたPCV20/生理食塩液群及びPCV13/PPSV23群の有害事象、50~59歳及び18~49歳の被験者におけるワクチン接種(PCV20又はPCV13)時点から1ヵ月後までに報告されたPCV20群及びPCV13群の有害事象は表のとおりでした。

1回目接種時点から1ヵ月後までの有害事象(主要評価項目)

60歳以上の被験者における2回目のワクチン接種(生理食塩液又はPPSV23)時点から1ヵ月後までに報告されたPCV20/生理食塩液群及びPCV13/PPSV23群の有害事象は表のとおりでした。

2回目接種時点から1ヵ月後までの有害事象(主要評価項目)

(4)ワクチン接種6ヵ月後までに報告された重篤な有害事象(主要評価項目)

60歳以上の被験者における1回目のワクチン接種(PCV20又はPCV13)時点から6ヵ月後までに報告されたPCV20/生理食塩液群及びPCV13/PPSV23群の重篤な有害事象は表のとおりでした。
また、50~59歳及び18~49歳の被験者におけるワクチン接種(PCV20又はPCV13)時点から6ヵ月後までに報告されたPCV20群、PCV13群の重篤な有害事象は表のとおりでした。

ワクチン接種6ヵ月後までに報告された重篤な有害事象(主要評価項目)

(5)ワクチン接種6ヵ月後までに報告された新たに診断された慢性疾患(NDCMC)(主要評価項目)

60歳以上の被験者における1回目のワクチン接種(PCV20又はPCV13)時点から6ヵ月後までにPCV20/生理食塩液群及びPCV13/PPSV23群で新たに診断されたNDCMCは表のとおりでした。また、50~59歳及び18~49歳の被験者におけるワクチン接種(PCV20又はPCV13)時点から6ヵ月後までにPCV20群、PCV13群で新たに診断されたNDCMCは表のとおりでした。

ワクチン接種6ヵ月後までに報告された新たに診断された慢性疾患(NDCMC)(主要評価項目)

(6)死亡、治験中止に至った有害事象(その他の評価項目)

死亡例は1例であり、内訳は、60歳以上の被験者で2回目のワクチン接種(生理食塩液)48日後に自傷による銃創で死亡しました。本事象は治験担当医師により治験ワクチンと関連なしと判断されました。
有害事象により治験を中止した被験者は、60歳以上の被験者では、PCV20/生理食塩液群0.8%(12/1507例)、PCV13/PPSV23群0.5%(8/1490例)でした。このうち、治験ワクチンと関連ありと判断された治験中止に至った有害事象は、PCV20/生理食塩液群に5例(動悸・不安1例、注射部位そう痒症・注射部位腫脹1例、異常感・そう痒症1例、注射部位腫脹1例、注射部位紅斑1例、いずれも1回目接種後)、PCV13/PPSV23群に4例(注射部位疼痛・筋肉痛1例、頭痛1例、注射部位反応1例、気管支過敏症1例、いずれも1回目接種後)でした。50~59歳の被験者、18~49歳の被験者では、有害事象により治験を中止した被験者は認められませんでした。

4. 効能又は効果(抜粋)
〇高齢者又は肺炎球菌による疾患に罹患するリスクが高いと考えられる者
肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、15B、18C、19A、19F、22F、23F及び33F)による感染症の予防

製品の詳細は 電子添文 をご確認ください。
※プレベナー20ページから離れます。

2025年4月作成 PRV39O023A
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