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潰瘍性大腸炎は、結腸におけるびまん性及び連続性の粘膜炎症性病変を特徴とし、寛解と再燃を繰り返す慢性炎症性腸疾患です1)。潰瘍性大腸炎の病因は完全には解明されていませんが、遺伝的素因、免疫応答の変化及び調節不全、腸内微生物に対する応答の変化などが考えられます。潰瘍性大腸炎の病態生理の中心は、腸管内腔成分に対する異常な免疫応答と、リンパ節から消化管内の炎症組織へのリンパ球の移動とされています2)。
ベルスピティ(一般名:エトラシモドL-アルギニン)(以下、本剤)は、米国ファイザー社にて創製された、スフィンゴシン 1-リン酸(S1P)受容体1、4及び5(S1P1,4,5)を選択的に調節するS1P受容体調節薬です。
S1P1は細胞表面に発現するタンパク質で、リンパ組織外へのリンパ球の移動を制御します。本剤を含むS1P受容体調節薬は、S1P1に結合すると機能的拮抗薬として作用し、細胞表面に発現したS1P1を内在化させることでS1P勾配に沿ったリンパ球の移動を妨げ、リンパ球をリンパ組織内に留め、炎症部位に動員される血中リンパ球数を減少させます3)。これにより炎症部位における炎症性サイトカインの放出が抑制され、組織損傷が軽減されると考えられます2),4)。なお、S1P4はほぼ免疫細胞のみに発現しており5),6)、樹状細胞の遊走や機能に関与するとされ、S1P5はナチュラルキラー細胞の遊走及びリンパ節内での位置調節に関与すると考えられています7)-9)。
これらを踏まえ、本剤の潰瘍性大腸炎に対する開発を開始しました。中等症から重症の潰瘍性大腸炎患者を対象とした第Ⅲ相試験3試験(APD334-301/ELEVATE UC 52試験、APD334-302/ELEVATE UC 12試験及びAPD334-308/ELEVATE UC 40 Japan試験)においてベルスピティ2mgを1日1回投与した際の有効性及び安全性が確認されたことから、2024年6月に承認申請を行い、2025年6月に「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能・効果として製造販売承認を取得しました。
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