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潰瘍性大腸炎やクローン病では、リンパ球の表面に現れるインテグリンという物質の働きによってリンパ球が過剰に腸管粘膜に侵入し、炎症を引き起こしていると考えられています。インテグリン抗体製剤は、インテグリンの作用を阻害して、リンパ球が腸管粘膜に侵入するのを防ぐことで炎症を抑える薬剤です。
久松理一監修:ウルトラ図解 潰瘍性大腸炎・クローン病 令和3年12月28日第1刷(法研);84-85より改変
α4インテグリン阻害剤であるカロテグラストメチルは、1日3回投与の経口剤です。また、抗α4β7インテグリン抗体製剤であるベドリズマブは、腸管特異的に作用する注射剤です。
今日の治療薬 2023(南江堂);345、351より改変
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