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安全性
本剤投与中に、消化管穿孔があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するとともに、腹部レントゲン、CT等の検査を実施するなど十分に観察し、適切な処置を行ってください。
関節リウマチを対象として国内外で実施された第3相試験(試験開始から3ヵ月時点まで)において、主治医により報告された本剤との因果関係を否定できない消化管穿孔発現率は0.1%未満 (1/2430例)、長期投与試験*における発現率は0.1%(2 /3227例)でした。
潰瘍性大腸炎を対象として国内外で実施された第2相及び第3相試験**においては、主治医により報告された本剤との因果関係を否定できない消化管穿孔の発現率は0.09%(1/1156例)でした。
関節リウマチにおいて、消化管穿孔あり(消化管穿孔疑いを含む)と判定された被験者の多くは、憩室症/憩室炎の既往歴や、NSAIDとコルチコステロイドの併用等のリスク因子を有していました。
急に出現する持続性の腹痛、激しい腹痛、下血等
本剤と消化管穿孔発現の関連は明らかではありませんが、本剤は正常な免疫応答に影響を与える可能性があることから、憩室炎の増悪に伴い消化管穿孔が発生する可能性があります。憩室があることがあらかじめわかっている患者や、憩室炎の既往のある患者では、腹痛等の臨床症状に注意しながら慎重に投与してください。
また、本剤とNSAID、コルチコステロイド、メトトレキサートとの併用投与中に胃潰瘍穿孔を来した報告があります。NSAIDとコルチコステロイドを併用している患者に本剤を投与する場合も、十分な注意が必要です。本剤投与中に急性腹痛や腹部の炎症所見が出現した場合は、消化管穿孔を念頭に置いて速やかに腹部レントゲン、CT等の検査や処置を行ってください。
関節リウマチを対象とした第3相試験又は長期投与試験1)における消化管穿孔の発現率は以下のとおりでした。報告された10例中9例が下部消化管穿孔でした。
曝露量あたりの消化管穿孔の発現率(関節リウマチ)
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