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「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等は最新の電子添文をご参照ください。

海外第相Responder re-randomization試験:
ENLIGHT試験(検証試験)(海外データ)

導入療法12週間、維持療法40週間のResponder re-randomization試験
Wu, K. et al.:Lancet Gastroenterol Hepatol 10(12):1089, 2025
試験概要Loading 患者背景Loading 導入療法期の有効性Loading 維持療法期の有効性Loading 安全性Loading
■ 試験概要

[目的]

東アジアにおける中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎を有する患者を対象に、ベルスピティの導入療法及び維持療法における有効性と安全性を評価する。

[対象]

中等症から重症の活動性潰瘍性大腸炎の東アジア人患者340例

<主な適格基準>

18~75歳の中等症から重症の活動期にある潰瘍性大腸炎患者内視鏡検査で10cm以上にわたる病変が認められた患者(ベースライン時の病型が直腸炎型の患者割合は、全登録患者の10%までとした。)中等症から重症の活動期にある潰瘍性大腸炎としてMMS(modified Mayo score)※1が4~9(かつ治験薬の最初の投与前10日間における内視鏡スコアが2以上、直腸出血サブスコアが1以上)と確認された患者(ベースライン時のMMSが4の患者割合は、全登録患者の10%までとした。)過去5年間において、従来の治療(経口5-ASA、コルチコステロイド、免疫抑制剤、生物学的製剤[抗TNFα製剤、抗インテグリン抗体、IL-12/23抗体]、JAK阻害薬)の1つ以上に対して効果不十分、効果消失もしくは不耐であった患者
効果不十分、効果消失及び不耐の定義は下記のとおりであった。

効果不十分:
現在の電子添文及び/又は施設の標準治療に基づく用量での導入療法完了後も、活動性潰瘍性大腸炎の持続的な徴候・症状が認められる
効果消失:
臨床的ベネフィットを得た後の維持療法中に症状が再燃した
不耐:
減量又は投与中止に至った有害事象(注入/注射関連反応、脱髄、うっ血性心不全、感染症、その他関連する有害事象など)が認められる

<主な除外基準>

クローン病又は不確定性大腸炎の診断又はクローン病と一致する瘻孔の存在又は既往歴がある患者潰瘍性大腸炎の治療薬として承認されている3種類以上の生物学的製剤による治療歴、又は2種類以上の生物学的製剤とJAK阻害薬による治療歴がある患者心血管機能に影響を及ぼす疾患又は治療歴のある患者黄斑浮腫又は網膜症の既往がある患者

[試験デザイン]

相、多施設共同、二重盲検、無作為化、プラセボ対照試験

[投与方法]

対象をベルスピティ群又はプラセボ群のいずれかに2:1で無作為に割り付け、ベルスピティ2mg又はプラセボを導入療法として1日1回12週間経口投与した。その後導入療法期の12週時に臨床的改善を達成した患者を維持療法期に組み入れ、対象をベルスピティ群又はプラセボ群のいずれかに1:1で無作為に割り付け、ベルスピティ2mg又はプラセボを維持療法として1日1回40週間経口投与した。

臨床的改善:MMSがベースラインから2ポイント以上及び30%以上低下、かつ直腸出血サブスコアがベースラインから1ポイント以上低下又は直腸出血サブスコアが1以下 層別因子:生物学的製剤又はJAK阻害薬の治療歴の有無、ベースライン時における経口コルチコステロイド併用の有無、ベースライン時の疾患活動性(MMS:4~6又は7~9) 層別因子:導入療法期における治療(ベルスピティ又はプラセボ)、生物学的製剤又はJAK阻害薬の治療歴の有無、ベースライン時における経口コルチコステロイド併用の有無潰瘍性大腸炎治療を目的とした併用薬
以下の制限を設定した。
経口5-ASA製剤は内視鏡検査直前の2週間以上用量が安定している場合に使用可能。 経口コルチコステロイド(プレドニゾン:安定用量20mg/日以下、又は同等のコルチコステロイド)はスクリーニング時の内視鏡検査直前の2週間用量が安定している場合に使用可能。 慢性下痢の制御のための止痢剤(ロペラミド、アトロピン配合ジフェノキシラート†など)は使用可能。 経口アザチオプリンや6-メルカプトプリンなどの免疫抑制剤は、無作為化直前の2週間以上前に中止すること。 経口アミノサリチル酸製剤又はコルチコステロイドを最近中止した場合、ベースライン時のMMS(modified Mayo score)評価に用いる内視鏡検査の2週間以上前までに中止されていること。
† 国内未承認薬
ENLIGHT試験に含まれる治療パターン

ENLIGHT試験では、導入療法期の12週時に臨床的改善を達成した患者を再無作為化して維持療法期でベルスピティ群又はプラセボ群に割り付けるため、維持療法期のベルスピティ群及びプラセボ群には、いずれも導入療法期でベルスピティ又はプラセボを投与された患者が含まれる。

[評価項目]

有効性評価項目

<主要評価項目>

導入療法期の12週時及び維持療法期の40週時の臨床的寛解率(検証的な解析項目)

<重要な副次評価項目>

導入療法期の12週時及び維持療法期の40週時の内視鏡的改善率導入療法期の12週時及び維持療法期の40週時の臨床的改善率

<副次評価項目>

導入療法期の12週時及び維持療法期の40週時の内視鏡所見の正常化率導入療法期の12週時及び維持療法期の40週時の粘膜治癒率導入療法期の12週時及び維持療法期の40週時の症候的寛解率経時的な症候的改善率経時的な症候的寛解率維持療法期の40週時の臨床的寛解維持率 等

安全性評価項目

有害事象、臨床検査、12誘導心電図、身体診察、バイタルサイン、肺機能検査、眼底検査

[解析計画]

有効性の解析

有効性の主要解析は、FAS(Full Analysis Set)とした。FASの定義は、導入療法期では、無作為化され導入療法開始時に治験薬の投与を少なくとも1回受けた患者とし、維持療法期では、導入療法期の12週時に臨床的改善を達成し再無作為化され維持療法開始時に治験薬の投与を少なくとも1回受けた患者とした。

<主要評価項目・副次評価項目の解析>

主要評価項目である臨床的寛解率は、各治療群ごとに95%信頼区間(confidence interval:CI)とともに示した。導入療法期及び維持療法期において、層別因子を用いたMantel-Haenszel法による層別因子の重み付け解析を用いてベルスピティのプラセボに対する治療効果の優越性を検定し、群間差、95%CI及びp値を示した。有意水準は0.05、検定はいずれも両側とした。層別因子は、導入療法期では生物学的製剤又はJAK阻害薬の治療歴の有無、ベースライン時における経口コルチコステロイド併用の有無、ベースライン時の疾患活動性(MMS:4~6又は7~9)とし、維持療法期では導入療法期における治療(ベルスピティ又はプラセボ)、生物学的製剤又はJAK阻害薬の治療歴の有無、ベースライン時における経口コルチコステロイド併用の有無とした。
導入療法期及び維持療法期それぞれについて階層的手順で検定を行い、各期間の主要評価項目に対する主要仮説が有意水準0.05で統計的に有意であった場合、重要な副次評価項目を主要評価項目と同様の方法で解析し、多重性を調整した。解析では各期間におけるfamily-wise error rateの制御を行い、第1種の過誤確率は有意水準0.05、検定は両側とした。
その他の副次評価項目は主要評価項目と同様の方法で順次解析した。以降の解析では多重性を調整せずp値はすべて名目上のp値とした。
主要評価項目について、導入療法期又は維持療法期における層別因子(〇導入療法期:生物学的製剤又はJAK阻害薬の治療歴の有無、ベースライン時における経口コルチコステロイド併用の有無、ベースライン時の疾患活動性 〇維持療法期:導入療法期における治療[ベルスピティ又はプラセボ]、生物学的製剤又はJAK阻害薬の治療歴の有無、ベースライン時における経口コルチコステロイド併用の有無)及び年齢、性別、潰瘍性大腸炎の罹病期間、ベースライン時のMMS、ベースライン時の便中カルプロテクチン、ベースライン時のhs-CRP(高感度C反応性タンパク質)、ベースライン時のTotal Mayoスコア、直腸炎型の有無、経口5-ASAによる前治療のみの治療歴の有無、経口5-ASAのみによる無効歴の有無に基づく部分集団解析を実施した。

安全性の解析

安全性解析対象集団は、各期間においていかなる用量でも治験薬の投与を受けたすべての患者と定義した。安全性データは、群別に統計記述量で示した。有害事象は、MedDRAバージョン22.0又はそれ以降を用いて読み替え、器官別大分類(SOC)及び基本語(PT)別に要約した。有害事象の重症度の分類には、有害事象共通用語規準(CTCAE)バージョン5.0を用いた。
特に注目すべき有害事象(AESI)を、心血管系事象(徐脈、房室伝導遅延、高血圧)、黄斑浮腫、肺障害(気流閉塞[FEV
1、FVC]、ガス交換減少[DLCO])、感染症(重症感染症、日和見感染症[狭義]、単純ヘルペス及び帯状疱疹)、肝障害(肝トランスアミナーゼ上昇、ビリルビン上昇)、可逆性後白質脳症症候群(PRES)、悪性腫瘍とし、各期間ごとに要約した。

Mayoスコアを構成する4種類のサブスコアのうち、医師による全般的評価(PGA)を除く3種類のサブスコアの合計点臨床的寛解率:MMSの排便回数サブスコアが0(又はベースラインから1ポイント以上低下して1)、直腸出血サブスコアが0、及び内視鏡スコアが1以下(脆弱性は除く)を達成した患者の割合
内視鏡的改善率:内視鏡スコアが1以下(脆弱性は除く)を達成した患者の割合
臨床的改善率:MMSがベースラインから2ポイント以上及び30%以上低下、かつ直腸出血サブスコアがベースラインから1ポイント以上低下又は直腸出血サブスコアが1以下を達成した患者の割合
内視鏡所見の正常化率:内視鏡スコアが0を達成した患者の割合
粘膜治癒率:内視鏡スコアが1以下(脆弱性は除く)かつ組織学的寛解(Geboesスコアが2.0未満)を満たした患者の割合
症候的寛解率:排便回数サブスコアが0(又はベースラインから1ポイント以上低下して1)及び直腸出血サブスコアが0を達成した患者の割合
症候的改善率:直腸出血サブスコアと排便回数サブスコアの合計がベースラインから30%以上低下した患者の割合
臨床的寛解維持率:導入療法期の12週時及び維持療法期の40週時の両方で臨床的寛解を達成した患者の割合
■ 階層的手順の概要 患者背景Loading海外第相Responder re-randomization試験:
ENLIGHT試験(検証試験)(海外データ)導入療法12週間、維持療法40週間のResponder re-randomization試験
2026年5月作成 VEL39Q001A
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